フルリモート会社で3年間働いているけど、私がモテないのは最強のボイスチャットに出会えてないからだ

先に結論を申しますと、顔と性格じゃないっすかね。

モテないことはそっとしといていただき、今回はボイチャについて書いてみます。しくみ製作所のとってぃです。

テレワークを導入されている会社がどんどん増えているようですが、ボイスチャット(ビデオチャット)は何を導入されてますでしょうか?リモートだからといってコミュニケーションを疎かにすると認識の齟齬が発生し、判断が個人の力量に偏り、作業が止まってしまったり成果物が無駄になったりと業務上の事故が起きやすくなります。

オンライン会議についてはリアルオフィスと同じように、時間と場所と人を決めアジェンダを組むことによってリアルに近い感覚で実施することが可能です。

しかし「あれ、これってどう決まったんだっけ?」「この作業って自分がやるんだっけ?」など、些細な疑問を隣の席の同僚に確認する、といったような小さいコミュニケーションは会議以外の日常にたくさん潜んでいます。テキストチャットで聞いてもいいのですが、2−3ターンのやりとりが発生するようなものであれば話した方が速い!というのがリモートのもどかしい点です。このようなちょっとした確認のために誰かに声をかけることを、しくみ製作所では "肩トントン" と表現しています。

今回はこの肩トントンをいかに心理的ハードルを下げて実現できるのか、という観点で実際にしくみ製作所で使用してきたボイチャツールと共に解説してみたいと思います。

Slack

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このように肩トントンから通話までが一貫してできるので非常に優秀です。

通話が4分で終わっているのでまさに「ちょっとした会話で不明点を明瞭にする」という何気ない業務が行われていますね。

Slack では "メンションで肩トントン" → "callを立てる" → "話し始める"といったような単純なシーケンスで満たせます。また画面共有機能も強力で、ペンツールを使って相手の画面に書き込めるので、作業のレクチャーをしたり共有の書類を見ながらポイントを指すといったように、まるで「席の後ろから同じ画面を見ながら話をする」という擬似体験がSlackでは可能です。

Discord

ボイチャの部屋が予め建てられているので、"部屋に入る" → "話し始める"だけでOKです。一時期随分お世話になったツールです。見た目はリスト状で簡素ですが、体験としてはリアルオフィスにいる状態にかなり近いと思います。

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しくみ製作所では「部屋にいる=いつでも話しかけてよい」というルールが自然と浸透したため、肩トントンが不要となり声をかける側の心理的ハードルが下がりました。結果、リモートでありながら雑談も発生しやすい良い環境が生まれました。

しかし画面共有は最低限できるものの、やはりSlackの画面共有が強力なので「画面共有したいのでSlackに移動しましょう」というやりとりが少し億劫になる一面もありました。

Remo

テーブルと椅子が設置されており、まるでオフィスにいるような感覚を味わえるUIが特徴的です。

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Discordとできることはほぼ同じです。視覚的にはこちらの方がわかりやすく、誰がどこで誰と話しているかなどがわかりやすいです。また人数制限がテーブルごとに設けられているため、大人数になって話しにくい、といったことも避けられます。チームごとに席を決める等ルールを定めると実際のオフィスのような運用もでき面白いのではないでしょうか。個人的に残念な点として執筆現在ではアプリの提供がなくブラウザのみの動作環境となっているところです。

OnlineTown

まだ不十分なところはありますが、個人的に今一番気に入っている機能が実装されているので紹介させてください。

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一味変わった見た目でまるでゲーム画面ですね。マップ上にはPCとデスクもありバーチャルオフィス感があります。画像の右下にキャラクターがいますが、これがログインしている人になります。キャラは矢印キーで上下左右に動かすことができます。そして "近くにいるキャラの人とそのまま会話ができる" のが最大の特徴となります。また遠くに行けば行くほど相手と自分の声が遠くなり、約8マスの距離をとると完全に声が聞こえなくなる、といった仕様です。このように肩トントンも不要で近くに移動して話しかけるだけです。こんな見た目ですがまるでリアルな世界ですね!

会話をするためには相手の近くに移動する必要がある、という点だけみると一見面倒なのですが、近くの人の声が聞こえることが非常に良い!と私は感じています。例えばリアルオフィスで置き換えてみた時に、同僚が上司からの受け答えに困っている声が聞こえ、ささっと入ってフォローしてあげるといった経験はありませんか?このような「話していることが会話に参加している人以外の耳に入る」という状態が他のボイチャツールでは非常に作りにくく、リモートとリアルオフィスの一番の違いだと考えています。

執筆時では画面共有不可、誰がどのキャラか分かりにくい、移動が億劫などなど、まだまだ実用に耐えられる機能が不足しています。ですが設計や思想が今までにない革新的なもので、3年間ガチでテレワークをやってきた私に可能性を感じさせるものでした。

まとめ

業種や社員数、はたまた個人の価値観などで最適なツールはそれぞれ違います。今回挙げたツールも私視点で良かったものをチョイスしておりますし、タイトルの通り未だ最強と呼べるツールには出会えておりません。というわけでみなさんも「"自社で"最強のボイスチャット」を探してみてください。