はじめに
こんにちは。しくみ製作所 ノマド部の北村です。 現在は東南アジアで部活動中です。
本記事では、コロナ以前から頻繁に海外でリモートワーク生活をしている僕が普段どんな感じで仕事しているのかについて共有したいと思います。
コロナのパンデミック以前は、リモートワークというと怪しい目で見られることもありました。今ではすっかりリモートワークが当たり前の時代になりましたね。各国の出入国の制限も徐々に撤廃されてきて、ようやくアフターコロナ時代が始まりました。
これから海外で活動する会社員ノマドも増えるかなと思います。昨今の円安にも屈せず、これから海外でリモートワークをする人の参考になれば幸いです。
滞在先について
渡航先の国や都市の物価や治安などを確認する時は、ノマドリストというサービスを利用しています。
ノマドリストは、気候、治安、物価、通信環境など、滞在しやすさに関する情報が都市ごとにスコア化されランキング形式で掲載されています。
(昔は会員登録しなくても、もっと色々と閲覧できたんですけどね……)
世界中のリモートワーカーが集う世界最大のチャットグループがあり交流も活発です。また、渡航先によっては日本にはないような病気が流行していたりします。実際、滞在先の1km圏内で狂犬病アラートが発生した時は、野犬に震えながら生活していました……
このような情報も、外務省のページなどで事前に調べておいた方が良いですね。
そして、僕はなるべく日本時間に合わせて働きたいので、時差も気にしています。 経験上、時差±4時間くらいまでだと現地で昼夜逆転などなく生活しやすいと思います。
この範囲に該当する地域は東アジア、東南アジア、オセアニア、グアムあたりですね。 日本からも近いので、なんとなく気楽です。
仕事道具について
海外旅行をしながら仕事をこなすために、下記のアイテムやサービスの準備をしています。一部紹介します。
- ノートPC
- SIMフリーでデュアルSIMが可能スマホ
- ノイキャン付きのイヤホン、ヘッドホン
- モバイルバッテリー
- VPN
- Apple
海外だからといって特別な物は特にないですね。1つずつ解説します。
ノートPC
やっぱり持ち運びを考えるとラップトップが便利です。 スタンドで高さを調整すると良い姿勢で作業できるので疲れにくい気がします。 僕は持ち歩くのが邪魔くさいので、PCの底部に貼り付けるタイプのスタンドを利用しています。
オンラインミーティングで画面共有する時などデュアルディスプレイだと捗ります。 僕はMacBook ProにSidecarを利用してiPadをサブディスプレイとして使っています。
ノイズキャンセル付きのイヤホン、ヘッドホン
マイク側にもノイキャンついてるものだと外でミーティングする時など、周りの音が抑えられて快適です。Krispなどのソフトウェアでも解決可能ですね。 個人的には、AirPods Proがお気に入りです。
SIMフリーでデュアルSIMが可能なスマホ
ノマド生活では、良質なネット回線の確保が非常に重要です。デュアルSIMが可能なSIMフリーのスマホを1台以上は用意しています。最新のハイエンドなスマホだと大抵要件を満たしてそう。
日本のキャリアでも、海外に行ってそのまま特別な手続き不要で使える場合がありますが、回線が遅かったり制限が厳しかったりするので、現地用のSIMを別で調達するのが安心です。
SMS認証が必要なサービスを利用する場合、いちいち入れ替えるのが面倒なので、デュアルSIMができると便利です。
SIMカードはAmazon等で事前に購入しておくか、空港にもSIM屋で到着後すぐに購入します。最近ではeSIMも便利なので、現地のキャリアがeSIM利用可能かどうか事前に調べておくと良いです。
モバイルバッテリー
スマホの充電が切れると詰むケースもあるので、必ず予備の電源を確保するようにしています。製品によっては飛行機に持ち込めない場合があるので、注意が必要です。
VPN
日本向けのサービスやアプリが海外では使えない場合があります。そんな時はVPNで日本を経由してアクセスすると国内同様に使えることが多いです。またカフェやホテルのWi-Fiを使う際、セキュリティリスクを抑えるためにもマストかなと思います。
Apple
他に気を使っているのは、ガジェットをなるべくApple製品にすることです。Appleが好きなのはもちろんですが、アップルストアは世界中にあります。そのため、日本同様の修理サービスを受けれたり代替品を手に入れやすかったりするからです。
仕事場について
結論、 宿泊するホテルやコンドミニアムで作業するのが1番楽で落ち着きます。 毎日カフェやコワーキングスペースで作業するのは疲れますよね。
作業する場所で、特に気にしておきたいのがネット回線です。 静かな環境はノイズキャンセリングヘッドホンでなんとかなりますし、身体の疲労はマッサージなどでケアできます。
インターネットが不安定だと仕事への支障が大きいです。Airbnbなどの民泊を利用する場合、事前にホストに回線速度を確認します。
ホテルに宿泊する場合は、問い合わせに加えて、クチコミや WiFi Finder などのアプリを使ってダブルチェックしておくと安心です。(目安としてビデオを使ったオンラインミーティングの場合、最低でも上下10MBはないと厳しいです。)
ホテルの回線速度が確認できる WiFi Finder は重宝しています。
こうやってどれだけ気をつけていても頻繁に滞在先を変えていると、回線ガチャに外れることも当然あります。ルーターの仕様によってはVPNが使えない事もありました。そんな時に備えて、滞在場所の近くのカフェやコワーキングスペースもチェックしています。
部屋のクリーニングをしてもらってる時や気分転換にサブの作業場を確保しておくと捗ります。
というわけで
海外でリモートワークをする際の僕の仕事環境について簡単に共有してみました。
実際にノマド生活をおくってみると、不便で疲れることも多いです。でもそこには快適ないつもどおりの生活にはない気持ちの変化や発想、課題の発見などがあります。
「アイディアは移動距離に比例する」といった言葉もあるように、旅から得られる非日常の体験は大きな刺激や癒やしになります。
仕事環境のポータビリティを高めておけば、場所に縛られません。 海外旅行をしながら働くことも可能です。
興味のある人は是非チャレンジしてみてください。それでは!