
はじめに
どうもこんにちは。ここ最近の自慢が「多分花粉症治ったかも」の豊川です。
#ヘックシュン
#なんか目が痒い
#風邪ひいたかな
久方ぶりのしくみブログへの投稿、ぜひ書かせてください!といって安定的に納期を守らなくて藤田さん、本当にごめんなさい。
#次のオフ会で何か奢ります
さて今回は、2月に群馬県の中学生向けのキャリア授業を行なったのでその内容と感想について書いていきたいと思います。
中学生を相手に何を伝えるべきか?
過去にも何度かキャリアに関する授業を行ってきましたが、高校生や大学生とは異なり、中学生は社会に出るまでまだ時間的な余裕が十分にあります。そのため、仕事の話を真面目にしても、どこまで自分ごととして捉えられるのかが少し悩みの種でした。
それに加えて、私は天邪鬼な性格で、他の人がやっていることはあまりやりたくないタイプです。そのため、「ITとは◯◯で」「エンジニアとは△△」といった、ど真面目な説明は絶対にしたくないという自らの縛りに悩まされてもいました。
#こんな社会不適合者がキャリア授業やっていいのか問題
ちなみに、高校生向けのキャリア授業では、私の人生を振り返る年表と、人生の満足度をグラフにして紹介しました。そして、「高校生まではこんなに平凡だったけれど、今ではこんなにユニークなことを平然とやれる、ちょっと変わった大人になったんだよ」と話しました。つまり、「行動を起こせば楽しくなるよ」というメッセージを伝えていました。
この内容は、高校生であれば「これから真剣に進路を決めなければならない」という背景もあり、響きそうな手応えがありました。しかし、中学生に同じ話をしても「へぇ、すごーい」で終わってしまいそうな気がしたため、このテーマは適さないと感じました。
テーマは「仲良くなる」
色々考えた末にたどり着いたのは、「おじさんも中学生も同じ人間」という考え方。もちろん、人生経験の差はあります。生きている年数が長い分、考え方や感じ方に違いはあるものの、根本的には同じ人間です。
だったら、「中学生と仲良くなること」をテーマにすればいいのでは?と思いました。人は知らない相手と出会ったとき、まずはその人のことを知り、仲良くなろうとするもの。それは人間の本能のようなものだと考えたからです。
さらに、大半の中学生は家族以外の大人と接する機会が少なく、大人との接し方がよく分かっていないかもしれません。そう考えると、こちらから積極的に歩み寄ることで彼らと仲良くなり、その経験を通じて「大人との接し方」を学んでもらうことができるのではないか。そうすれば、高校・大学と進学していく過程で、より多くの大人と関わるきっかけになるのではないか、と思うようになりました。
20分間の対話を通して
今回の授業は20分 x 4コマ、1コマあたり10名程度の生徒が参加する形式でした。私は「IT業界」担当ということではありましたが、授業の内容に関しては特に細かな取り決めもなく、自由にやって良いということだったので「自分が喋るのではなく20分間、生徒主体で話してもらおう」というものにしました。
そして、「20分間なんでもいいので豊川に対して質問をしてもらう」というスタイルの授業を行いました。なんの情報もない中では難しさもあるので、以下のスライドを作成しました。
豊川という人間を一枚のスライドにまとめるとこんな感じになる、という1枚です。
#公開するか悩んだけどせっかくなので出血大サービス
積極的な姿勢を未来に繋げてほしい
そんな準備を経て、いざ当日を迎えました。
今時の中学生はどんな子なのか?というのも気になったので、アイスブレイクで「chatGPTって知ってる?」という投げかけからの、chatGPTの音声モードなどの実演も交えながら、いよいよ授業のスタートです。
#ちなみにchatGPTの知名度は30%、利用率は5%くらいでした
結果として、授業は大成功。最初の質問をする生徒たちは緊張した表情を浮かべていましたが、1人目が質問を終えると、その後は次々と質問が続きました。子どもたちがこれほど積極的に発言してくれる姿を見て、「今の中学生は本当に優秀なんだなぁ」と実感しました。
もちろん、すべてのコマが大盛況だったわけではなく、質問が途切れる場面もありました。しかし、「5W1H+スライドの内容+?」という形で質問を作れることを伝えたところ、生徒たちは素直に受け止めてくれました。その結果、4コマに参加した約40名の生徒全員が、少なくとも1回は質問をすることができました。
今回の授業では「鋭い質問をする」ということよりも、「相手(特に大人)に質問をしてみる」という体験をさせることが目的だったため、それを実現できたことが個人的には大満足でした。特に1〜3コマ目までの生徒たちは、後に大人たちの授業があったので、僕の授業がいい練習台になったんじゃないかなぁと思います。
帰り際に、授業を受けてくれた生徒に「他の授業で質問できた?」と聞いてみたところ「うん、できたよー」と返事をもらえたので安心しました。
まとめ
久しぶりに学生向けのキャリア授業に参加させていただきましたが、自分よりもはるかに若い世代との交流を通じて、多くの学びや気づきを得られることの素晴らしさを改めて実感しました。
実は、この後に生徒たちからの感想文を受け取る予定なのですが、まだ手元には届いていません。彼らがどんな感想を持ったのか、とても気になりますし、今から楽しみです。
今後も、こうした若い世代との交流を大切にし、続けていきたいと考えています。そして、そこで得た学びや気づきを、このような形で発信していけたらと思っています。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
毎度まとめを書くのに一番時間を使う、豊川でした。 それではまたお会いしましょう!











