インターナルコミュニケーションの土台が完成・今後もメンバーが盛り上がることのできる環境を「Slackワイワイプロジェクト」vol.02

Date
September 22, 2022
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はじめに

しくみ製作所(以下しくみ)では、社内コミュニケーションツールとして“Slack”を活用しています。

リモートワークをしていると「チャットツールの活用=コミュニケーション力の向上」と言っても過言ではありません。

「しくみで働くことをもっと楽しんでほしい」「会社への“愛着”を強めてもらえる環境を作りたい」という思いからスタートしたのが、“Slackワイワイプロジェクト”です。

「上期後半はインターナルコミュニケーション(※1)に注力しよう」と活動をしていた広報メンバーが中心となりつつ、有志のメンバーの力も借りて、プロジェクトを推進してきました。

今回の記事では「プロジェクトでどのような成果を得たのか」を振り返りたいと思います。

※1)社内やグループ会社内など、同一の組織内における広報活動

Slackワイワイプロジェクト立ち上げ!その目的は?

Slackワイワイプロジェクトは「インターナルコミュニケーションに注力しよう」と、広報サークルが発足しました。

全社員がフルリモートで働くしくみで、社内のコミュニケーションを活性化させるには「交流の要であるSlackがもっと楽しい場になればいいのでは?」と考えたのです。

Slackが盛り上がってメンバーが楽しんだ結果、会社への愛着が高まり、メンバー個人の発信行動が促進される環境を作る。

それがプロジェクトの目的でした。

まずは課題と理想の整理からスタート!

プロジェクト発足後、最初に着手したのが「課題と理想の整理」です。

しくみには、もともとSlack活用リテラシーが高いメンバーが揃っています。

「そもそも課題自体があるのか?」「あるとすれば何が理想的なのか?」を整理しました。

課題1:分報がスケールする設計になっていない🥺

しくみでは、メンバー全員が「分報チャンネル」という自分専用のパブリックチャンネルを持っています。

分報チャンネルでは、メンバーそれぞれが好きなタイミングで好きなことを呟いたり、呟かなかったり。自由度が高く、とても良い文化です。

しかし、社員50名を超えた組織規模で感じるのは、分報チャンネルが多くて情報整理に苦慮するという側面も……。

「分報チャンネルは継続したい人だけの任意チャンネルにする?」「分報チャンネルの代わりにみんなでワイワイする“cafeteriaチャンネル”を作ってみる?」など、さまざまな案を出しては、試しました。

   試験的に全員が雑談できるような「a-waiwai」というチャンネルを作ってみたり
   試験的に全員が雑談できるような「a-waiwai」というチャンネルを作ってみたり
     会話のネタ(?)を投稿してみたり
     会話のネタ(?)を投稿してみたり

試行錯誤した結果、個人発信数を最大化するためには分報システムが最適と判断。発信側のシステムは現状を維持し、受け手側の Slack 表示を最適化することに。

分報チャンネル数が増加しても問題ない体制を構築できるように「チャンネル管理のナレッジ」を社内公開しました。

           Slackの表示設定を活用して、画面をスッキリさせる方法を周知
           Slackの表示設定を活用して、画面をスッキリさせる方法を周知
分報チャンネル管理のススメ tweet セクションと timeline セクションを作成 - Channels の右側に表示されている3点リーダーをクリック - 「Create a section」を選択し、名称を入力 ②作ったセクションにチャンネルを配置 - Channels の右側に表示されている3点リーダーをクリック - Edit → Edit All Sections をクリック - 自分以外の分報チャンネルを全て選択 - 下部の Move to… をクリックし、timeline セクションを選択 - 同様の方法で自分の分報チャンネルを tweet セクションに移動 ③セクションの設定を変更する - timeline セクションの右側の3点リーダーをクリック - Show をクリック - Unread conversations only を選択 - tweet セクションは All your conversations を選択(= 常に表示される)

この方法によって、上記の画像のようなスッキリとしたサイドバーが完成です。「Unread Conversations Only」を設定することで、未読があるチャンネルのみ表示される仕様になります。

分報チャンネルを効率よく管理し、より快適な Slack ライフを送れるようになりました。Slackのチャンネル整理にお困りの方はぜひお試しを!

課題2:一部で活性化した良い活動の全社浸透が十分でない 🥺

しくみにはSlack内に「a-tech」や「bu-intel-mottel」などのチャンネルがあり、知見を共有しあったり、共通の話題で盛り上がったりできる場があります。

とても良い取り組みなのですが、自由参加のチャンネルなこともあり「知っている人は知っているけど、知らない人は知らない」という課題があるのも事実です。

もちろん個人ごとに興味関心のベクトルの違いはありますが、せっかく盛り上がった話題があるなら、会社全体にも話題提供ができるといいなと感じていました。

そうして誕生したのが「しくみ新聞」。会社の決定事項だけではなく「今月こんな話題があったよね」「こんなbu活(※2)が誕生したよ」など、カルチャーを中心に発信しています。

   メンバーからの評判も上々でした!
   メンバーからの評判も上々でした!
※2)しくみのSlack上に存在する「bu-○○」というチャンネル。共通の話題や活動を通じて、同じ趣味のメンバー同士が
盛り上がる活動。bu-gameやbu-kinnikuなどがある。

課題3:しくみで推奨したい行動を浸透させる基盤がない 🥺

しくみでは「少し未来の日常をつくる」というミッションを達成するため、3つの行動指針を掲げています。それが、アクティブ・アジャイル・エイムドの「3A」です。

メンバーに一番推奨したい行動である3Aですが、説明資料を内定者に配布したり、候補者向けにWebサイト掲載したりしているものの、入社後の継続的な浸透に関わる取り組みはできていません。

そこで本プロジェクトでは、3A浸透の一環として「Slackで使えるオリジナル3Aスタンプ」を作成。アクション付きで押したくなるようなデザインにしました。

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▼3Aスタンプについての詳細はこちらのブログをチェック!

また、Skackのコメントについた「3Aスタンプ」をもとに良い行動や発言をピックアップし、社内表彰の「しくみ大賞」でも取り上げる予定です!

おまけ:やめたこと

プロジェクトメンバー内では「みんなでワイワイするためには、ユニークなスタンプがもっと増えると楽しいよね」という意見も。

新しいスタンプの誕生をネタとして提供するために、Slackへのスタンプ登録をbot通知でお知らせする設定をテスト的に行ってみました。

スタンプの誕生⇒ワイワイする⇒また新しいスタンプが誕生のサイクルが生まれれば「スタンプの数が増える?」と思ったのです。

なんですが……、結果的にはそんなことなかった&通知がわんさか増えそうなのでやめました(やめる勇気!)。

              これだけ流しても話題にならなさそうだ…。
              これだけ流しても話題にならなさそうだ…。

しくみには、自然な会話の盛り上がりから生まれたスタンプが長く愛用される特徴があるので、緩やかでも少しずつ愛されるスタンプが増えればいいなという気持ちです。

まとめ

本プロジェクトでは「分報チャンネルの整理」「しくみ新聞の誕生」「3Aスタンプの導入」「しくみ大賞のリニューアル」といった成果を得られました。2ヶ月弱ほどの短期プロジェクトでしたが、短期間ながら、改めて情報整理やコミュニケーションの土台を築く機会にできたのではないかと思っています。

もちろん、今回得られた成果だけでは、インターナルコミュニケーションが成功したとは言えません。

3Aの浸透や局所的な情報の全体共有を「どれだけ継続し、呼吸をするように当たり前の文化にするか」が残された課題です。

本プロジェクトはその土台を作ったというところで一区切りになりますが、広報サークルでは、今後も社員が盛り上がることのできる環境作りを継続していきます!

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