福利厚生を利用して「開発生産性Conference 2024」 に参加しました

Date
July 15, 2024
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はじめに

tanukitiです。

弊社でもお世話になっている Findy 様より主催のカンファレンスのお知らせをいただき、ちょうど私の参加しているプロジェクトでも関心を寄せていた「開発生産性」に関する話題が中心でしたので、先日カンファレンスへ出席させていただきました。

また、このカンファレンスに出席することを決めた少し後に、新しい福利厚生「勉強会補助費・社内コミュニケーション補助費」を導入・必要な支援で業務を後押し の中にも紹介されている勉強会補助費が弊社の福利厚生に追加されました。

今回のカンファレンスの出席に伴う費用についても、この福利厚生の対象となるということでしたので、早速こちらの制度を使わせていただきました。

この記事では、開発生産性Conference に参加した感想や、この福利厚生の恩恵についてお話していければと思います。

開発生産性Conference について

開発生産性Conference は Findy 様主催のカンファレンスで、6月28日〜29日の2日間開催されていました。今回が第2回目とのことでしたが、参加者も多く、2日連続で海外からキーノートスピーカーをお招きするなど、各セッションも充実していました。

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またスポンサーブースにもテック関連の企業を中心に多くのブースが開かれていて、常に参加者が話を聞いているというような盛況さでした。

開発生産性に思いを馳せる

本題は「開発生産性」でしたが、“この言葉を使う人や聞く人の役割により、解釈が変わっていないか” という問いかけのあるセッションがあり、私自身はその発表に強く心打たれました。

ひとえに開発生産性といっても、聞き手によっては

  • 投資対効果(ROI)
  • 開発者の生産性(物的・付加価値的アウトプットを出せているか)
  • 開発者の開発体験の良さ etc…

様々な捉え方があるよね、というところから始まります。

まずは自分たちが取り組むビジネスの目的をしっかりと理解して、成果を出し、その後、効率化を行おう。開発生産性を追い求めるのはこの効率化からだよね、という感じでした。

最近、弊社内でも外部でも、話題となる「開発生産性」ですが、上記の話に含められる部分も多く、各々が発信する「開発生産性」という言葉で齟齬を生んでいるシーンも見かけます。

今、効率化を追い求める時期なのか、効率化しようとしている部分はどんなところに効果を発揮するのか、このあたりを言語化して、コミュニケーションを図っていくことが非常に重要だと感じました。

まずは、自分自身から「開発生産性」という曖昧な言葉を使わず、もう少し具体的に課題を言語化し、アプローチを模索していくような動きをとっていきたいところです。

開発体験を向上させるための取り組み

また、カンファレンスの中で開発者の開発体験を向上させるための Tips も散りばめられていたので、そちらについても少しご紹介します。

  • リーダーはチームビルディングとカルチャーの構築、およびそのメンテナンスに務めること
    • メンバーのしていることを認識して、称賛すること
  • スプリントレビュー等で開発の苦労や知見を共有する
  • 振り返りでお互いにねぎらう

キーボードを叩き、プログラミングを行う類の取り組みというよりは、チームで働くということ・お互いに関心を持ち合うこと・直接話し合うこと、あたりが話題にのぼることが多かったように感じます。

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組織として俯瞰的に開発生産性の向上に取り組むときには、個々のメンバーの技術力の大小よりも、組織として心理的安全性高く、情報が全体に相互に行き来するような取り組みが重要なのだと再確認できる内容でした。

開発生産性といえば、Four Keys や SPACE というフレームワークが真っ先に思い浮かんだりもしますが、まずはもっともっと一緒に働く人が働きやすく、課題を気軽に共有し合って、乗り越えられるような組織づくりの方に注目していきたいところです。

(弊社でも Findy Team+ を導入したという記事も出しています。記事の中にもある通り、狭義の意味での開発生産性の計測として Four Keys や SPACE を扱う事自体を否定するものではありませんw)

さいごに

今回、実際カンファレンスに出席してみて、物理でのイベント参加はオンラインよりも情報量が多く、実りが多いことを実感しました。

  • 参加者がどれくらいいるのか
  • みんながメモを取るタイミング
  • 参加者のリアクション etc…

どんな話題が、どんな瞬間が注目を集めたのか、共感を得ているのかがわかりやすく、オンライン参加のとき以上に多くの情報が入ってきます。

また、実際に登壇者と話したり、スポンサー企業の人とお話をしたりというところも、オンラインで話すのとはまた違った熱量を感じることができ、私もまた頑張っていこうという元気をもらえるのでした。

東京からは少し離れた場所に住んでいますので、月に何度もこういったイベントに参加することは難しいですが、勉強会補助費の福利厚生を使い、また折を見て関心のある勉強会やカンファレンスに参加できればと思っています。

なお、来年の RubyKaigi は愛媛の松山ですので、参加するのもいいなーと今から想像を膨らませています。それではまた!

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