子供の成長を最前線で見守ることができた育児休業・ポジティブなサポートに感謝「tanukiti編」

Date
July 21, 2022
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はじめに

こんにちは、しくみ製作所 tanukiti です。

2021年11月、我が家に子どもが誕生し、2022年4月〜6月いっぱいまで、育児休業を取得させていただきました。しくみ製作所内でこの制度を使う初の例となったこともあり、育児休業前から後までの体験を共有したいなと思います。

育休をとろうと思ったきっかけ

子どもが生まれる前から、育休はとろうと思っていました。 子どもの成長は早いですし、何より一緒にいる時間を極力作りたいというところが、モチベーションの根源でした。

ただし、育休を取らずとも、しくみ製作所では思いやり休暇という制度があり、業務と折り合いをつけながら途中で抜けたり、時にはお休みを取ったりして、育児を並行してやっていくこともできます。完全に休業という形ではないので、収入に影響はでない一方、当然業務をやり遂げる必要があります。育休では給付金は出るものの会社からの給与は出ないので、その点が気になる人は思いやり休暇を活用するという選択肢も十分にあると思います。

しくみ社内の先人たちもお子さんが生まれた際に、思いやり休暇を活用しながら働いたこともあると聞き、私もそれでいけるかもな〜。と思いました。そして、子どもが生まれた11月時点では思いやり休暇を活用する予定にしていました。

生まれてすぐの入院中は一日あたり1名、面会が許されていました
生まれてすぐの入院中は一日あたり1名、面会が許されていました

しかし、これがまぁ大変でした(笑) 子どもは目に入れても痛くないほど可愛いものの、生後2ヶ月くらいまでは、おむつ交換→ミルク→寝る→おむつ交換… の無限ループ。 夜も通しで寝られることもなく、眠気と戦いながら仕事という感じでした。

加えて、私が在宅での仕事なので、仕事をしている間も妻が絶え間なく世話をしている様子がわかります。

大変そうなときはヘルプに入りたいけど、頻繁に仕事を抜けるのも憚られるので、大変な状況を横目に仕事をする心苦しさみたいなのもありました。

そんなこんなで、昨年を過ごし、今年の年明けに、今年をどんな一年にしようかと考えた際、この育児と仕事で鬼のように忙しい状態を続けるよりは思い切って育児休業をとり、家庭のことに専念する時間を作ろうと決めました。

1月に育休の頭出しをし4月から開始となったのは、個人的にPJの切れ目としてもよく、ちょうど離乳食の開始時期とも近いので、その頃に、となりました。

育休に入るまでの会社のサポート

「育休したいです」という話を会社にしてからは、みるみるうちに引き継ぎ作業が進んで行きました。

なるべく新しい仕事が入って来ないようにアサインを取り計らってもらえましたし、現状持っている仕事は剥がされ、引き継ぎされていったこともあり、育休に入る前日まで大変、みたいなことはありませんでした。

「子どもが生まれると最初は大変ですよね〜」「育休取れば奥さんの力になれますね!」なんて話も頂いたりしながら、ポジティブにサポートしてもらえた感じがしています。

3カ月間、仕事から離れてみて

よかったこと

ありがたいことに、育休期間に入ってからは、会社のSlack 等でメンションされることもなく、育児の時間に専念することができました。

最初は会社の動きも気になり、こっそり Slack を開くことも多かったのですが、情報の流れも早く、テキストだけのキャッチアップにも無理があるなと思い、育休中盤ぐらいからは Slack を開くこともほとんどなくなりました。(笑)

育休期間は仕事をお休みしているからこそ、夜全然寝てくれなかったとしても、日中どこかで自分の仮眠時間が取れますし、平日だろうが子どもを連れていけそうなイベントを見つけたら、スッと車を出すこともできて、時間に縛られない感じが精神衛生上とてもよかったです。

隣町でお花が見頃という情報が流れてきて、すぐに空いている平日に見に行けたのはよかった
隣町でお花が見頃という情報が流れてきて、すぐに空いている平日に見に行けたのはよかった

特に春先は桜やお花が見頃だったこともあり、開花時期の空いていそうな時間を狙って、初めての花見をしに行ったり、小さい子たちが集まるキッズスペースに遊びに行ったりと平日の時間を存分に有効活用することができました。

妻が腱鞘炎になってしまい、通院しなければ行けないときも留守番を快く引き受けられるのも育休のよいところでした。仕事だと多少業務との調整が必要になりますが、それがないだけでも楽なものです。

できなかったこと

3ヶ月間仕事からは離れるものの、技術的なキャッチアップはしていきたいなと育休に入る前は思っていました。

しかし、実際には暇になる時間というのは訪れませんでした。PCに向かって腰を据えて学習、みたいな時間はまず取れません。

技術のキャッチアップに関して、我が家の場合は仕事に復帰してからのほうが時間は取りやすいような気もしますし、捗る印象です。

キーボードを触るのは楽しいみたい
キーボードを触るのは楽しいみたい

仕事への復帰

仕事への復帰は、フルリモートで働いているからこそなのですが、復帰する当日にPCを開き、スッと始まりました。

私がお休みを頂いている間に社内の組織体制も変わっていたので、新しいチームの方でオンボーディングをしてもらいつつ、新たなPJに配属&早速お客様とご挨拶、という流れでした。

このあたりは別段特別なこともなく、自然に仕事が始められたかなと思います。

少し違うことがあるとすれば、3ヶ月ぶりの仕事は、なんだか勝手がわからずちょっと緊張しましした。(笑)

復帰後の育児

育休開始時点ではまだ一日をどのように送ろうか、試行錯誤の段階で、おおよそ毎日違う時間帯に離乳食があったり、お昼寝や授乳があったり。。。とせわしない日々を送っていたのですが、子どもの成長とともに、生活リズムが固定され、生活しやすくなってきました。

我が家では寝かしつけ後、TVに見守りカメラの映像を移して、様子を伺ってます
我が家では寝かしつけ後、TVに見守りカメラの映像を移して、様子を伺ってます

そのおかげもあり、復帰後は私が仕事をしている間、完全に妻が子どもを見てくれています。

私は極端に子どもと触れ合う時間が減ってしまったので、朝の離乳食と、お昼ごはんにミルク、夜にタイミング合えばお風呂やミルク。という感じでところどころ子どもとの時間を作っています。

育休したい人は、ぜひ取得してほしい

子どもの成長は一日一日目まぐるしく、毎日のように「できるようになった!」が増えていきます。その様子を最前線で見守ることができるのは、この瞬間しかなく、育休をとった価値が私にはありました。

それと、丸一日子どもと一緒に過ごすことで、育児のやることは無限にあり、家事は一向に進まないということを嫌でも体感します。

妻のワンオペだったら辛かっただろうなと察することができますし、一層、妻を労わなければという気持ちにもなります。(笑)

育休期間中、本音を言ってしまえば家のことをやる以上に、ほとんどの時間を子どもと遊んで過ごしてしまいました。

照れくさい表現ですが、子どもの屈託のない笑顔には何度も幸せを感じています。

遠方への旅行も一度だけ行けました
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このような素晴らしい機会を設けていただけたことを各方面の方に感謝しつつ、ぜひ他の方が育休を取る際には協力しようと心に誓うのでした。

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