はじめに
早いものでもう2023年上期も終了しました。 振り返ってみると、極めて自分に色んなことが集中した時期だったなと感じます。会社全体というよりも、少し自分の反省もしながら、書いていきたいと思います。
総括
アサイン・評価・営業等も自分に集中していたものの、開発現場の最前線でも動いていたので、かなり組織運営としては停滞・縮小されていたのかなと思っています。
何やってるんだろ?と思われるくらいの小さな取り組みはしており、頑張らない形で情報を流すことは意識していました。
また、仕事が集中していたこともあり、全体像を改めて認識できたので、これからの再設計にも使えそうかなと思っています。
上期で考えていたこと
- 研究開発費をしっかりと取り、プロダクトの開発リソースを作ること
- 全体的に計画を固くしすぎずに、柔軟に新しい話を受けられるようにすること
- 定性的な情報・定量的な情報を収集し、自然な形で情報を展開すること
1. プロダクト開発リソース
専任のチームを構築し開発を継続してきました。この点については良かったのですが、開発自体はもう少し加速していきたいなとは思っており、これから何かしら加速させる手を入れてより集中できるようにしていきたいと考えています。
やっぱり、投資については小さいものをバラバラやっていても、あまり意味がないことが多いので、選択と集中を意識して動かしていきたいとは思っています。
他の会社と比べて、投資にかけられる余裕があるわけでもないので、極力集中できる形を今後さらに推進していきたいと思っています。
2. 新しい仕事を受けられるように
みんなの協力のおかげで新規や既存の仕事の拡大の話も増えているなとは感じています。これ自体はかなり良いことで今後も継続・加速していきたいと考えています。
自分の中ではやっぱり外に向けての取り組みを強化していきたい気持ちが強く、世の中の役に立てるようにやっていきたいと思っています。
テーマとしては、プロダクト開発自体を良くしていくというのは、固定しつつも、より具体的に貢献できるように絞ってやっていきたいです。
しばらくはアカウント数など新しい開拓の方をKPIにしてやっていきたいなと考えており、既存プロジェクトから派生する新規の話もそうだし、新規クライアントさんとのお付き合いも増やしていきたいと思っています。
自分の中では今期、良くも悪くもあまり売上や利益率については、取り上げていません。
数値の話ばかりしてしまうと保守的な思考になりやすいので、プロジェクトの状況がどうなるのか、今後どうしていくと良くなるのかなど、定性的なストーリーを構築する話をしていきたいと思ってきました。
半年かけて、自分自身がプロジェクトリーダーの人たちと会話ができるくらいの知識量にはなったので、もう少し踏み込んだ提案の協力ができるようにしていきたいと思っています。
また、会話も計画を中心とするべく、管理会計も少しずつ変更し、未来の計画データを中心に会話ができるようになってきました。
3. 情報収集と展開
直近、各プロジェクトの中身について把握し、各プロジェクトがどういう組織構成で、どういう目的でどういうシステムを作っていて、来期以降はどういうことをやっていくのかみたいな会話を続けてきました。色々と教えてもらいようやくイメージがつくようになってきました。
加えて、裏付けのデータも協力してもらって集めてもらっていました。
- アサインアンケート
- クライアントアンケート
- PJ単位での技術調査アンケート
基礎的なデータではあるのですが、情報が徐々に集まっていくので立体的な情報把握ができるようになり、情報展開についても、以下のように見直しをかけました。
情報と媒体の見直し
情報の扱う方法を性質に応じて、以下3種類の手法に整理して低燃費での運営を心がけています。
特に、不揮発性型のフロー情報はSlackでうまく展開できているんじゃないかと思いました。
ストック | フロー | |
不揮発 | ① ドキュメント | ② Slack |
揮発 | - | ③ 口頭 |
① ドキュメント | 図として展開し、必要に応じて展開 |
② Slack | 広く知っておいてほしいニュース等の情報 |
③ 口頭 | 注意やプライベートな話 |
情報共有用のSlack CHの運用
広く知っておいてもらった方が良いものについては、通知用のCHを作り、展開するように変更しました。会議報告は一部のメンバーだけかつ、遅延も大きいので「報告」についてはSlackベースに少しずつ移行しています。
まとめ動画の投稿
後半自分がサボってやっていなかったのですが、月1程度で動画をまとめて投稿していました。 (※ このコンテンツは反応をうまく補足できていなくて、効果測定ができていない状況なのでどうにかしないと・・)
本質的な課題
自分の危機感として、この会社のポジション取りの問題があると感じています。 元々はやっぱり「リモートワーク」というキーワードで集まった人がこの会社は多いので、2023年の現在だと、そのキーワードはコモディティ化している状況である為、次の分かりやすいキーワードが必要だとも思っています。
テーマとしては開発プロセス全体を良くしていきたいという考えは変わっていないのですが、普通すぎるし分かりにくいので、あまり良い状況ではないなとも思い、このキーワードを開発することが自分の次の期のミッションなんだろうと考えています。
このキーワードの構築はある意味でビジネスモデル自体を触ることにもなると思っており、色々なものを再構築する事も含めて考える必要があると感じてもいます。
下期の自分の動き
ということで、自分は新しいキーワードを探索すべく、そのためにも日々は基本的に上期の延長線を想定しつつも、次の戦略のためにも情報収集の動きも取り入れていきたいと考えています。
そして、それらを展開しながら、更なるPJのストーリ構築を進めていきたいです。
さらなる情報収集
Go See の原則だと、PJリーダーに来てもらうというよりは、そのPJのふりかえり会などに自分が参加させてもらう形で現場に行かないといけないとも思っていますが、上期は正直そこまでできていない状況でした。今後は、各チームの会議等にお邪魔させてもらう形をもう少し積極的に作っていきたいと思っています。
また、個人とも話をさせてもらうことになるので、立体感を持ったコミュニケーションラインを作りたいと考えています。人間なのでどうしても視点は偏ってしまう為、色んな人・色んな集まりから情報を幅広く集めながら、バランスよく進めていきたいと思っています。
さらなる情報展開
内部展開にとどまらず外向けにコンテンツとして提供していく形を考えています。
少なくともコンテンツにかけた投資対効果はPVやUU等の数値でも確認できるようになるので、会社の枠を超えて展開していく量を増やそうと思います。
各PJのストーリー構築
全体的なストーリーを更に構築する必要があるので、各PJのストーリーもプロジェクトに関わる人と共有しながらイメージを構築していきたいです。
今やっていることで結果どんなことができるのか?それがうまく行ったらその後どうなるのか?等、その先のストーリーが見えていないプロジェクトがいくつかあるので、整理も必要です。
キーワードと全体のストーリー構築
手持ちの話や外部状況を踏まえてキーワードをより狭い範囲に整理しつつ、全体のストーリーを再構築しようかなと考えています。今のままだと抽象度が高いので、狭めた話を考えていきたいです。昨今、意識の低いストーリーがキレイに刺さっている事例も多いので、意識低い系のキーワードにしようかなー。
それではまた。