はじめに
どうも、とってぃです。半年に一度の社員総会、通称オフ会。 コロナ期間中は自粛をしておりましたが、半年前の復活 から2回目となりました。 楽しい楽しいオフ会の様子は別の記事で紹介されると思いますのでそちらにお任せしつつ、自分は裏方スタッフとしての様子をお伝えしたいと思います。
目指すは「会えるだけで価値」
自分はオフ会に対し並々ならぬ鬱陶しい熱量があるのですが、個人的なテーマとして会えるだけで価値というものを目指して取り組んでおります。
弊社のようにフルリモートで働くことは素晴らしいのですが、やはり抜け落ちてしまうコミュニケーションが生じてしまいます。
このコミュニケーションについて書くと本筋から大きく外れてしまう自信があるため割愛しますが、オフ会の交流にはオフラインならではの良さ=価値があるってことです。
無駄話や雑談からアイデアに発展することはあるあるで、無駄には無駄じゃないきっかけが詰まっており、オフ会ではそんな無駄がたくさん生まれてほしいというのが個人的な想いです。
そんなオフ会ですが、弊社の規模感からも残念ながら全員参加することはウルトラCです。 会えるだけで価値 ひっくり返すと 会えないと無価値?
タバコミュニケーションなんて言葉もありますが、喫煙所に行ける人だけで意思決定されるなんて話もよく聞きますよね。じゃあみんな喫煙するかってーとそういうことでもなく、じゃあ全員禁煙するかってのも…話がずれました、戻します。
「会えなくとも価値」も実現させたい
会えるだけで価値の方は幹事として、今回は eigoroさんにお願いしました。
愛媛松山なら俺に任せろ!ということで、美味しい鯛めし、じゃこ天など地元の郷土料理や名産を紹介くださいました、ありがとうございます。
さて私は会えない人、つまり「当日会場に来られないメンバー」をどうやってこのオフ会に参加してもらうかにチャレンジさせてもらいました。
実は以前から大筋は決めていて、ライブ配信は絶対にやりたいことの一つにありました。前回も小規模ながら簡易的ではありますがGoProを壁にくっつけて俯瞰で配信は実験済です。
それが意外とよかったみたいで、みんなの顔が見られたのが好評だったようです。じゃあもっとリッチにしてみたらどうなるか、と今回のアクションが決まりました。
メンバー募集
当方ボーカル。 撮影や配信以外にもやることって意外と多いんですよね。
いつもワンオペでやってましたが、今回限界を感じたので、まずは撮影チームを結集すべくチームアップを行いました。
オフ会参加者から手伝ってあげるよと心優しいメンバーが5人も集まりまして、当日のタスクを分担できることになりました。
センキューマイフレンドアンドマイマザー俺を支えてくれる皆に感謝アーイ。
ライブ配信の要件定義
本丸のライブ配信ですが、ゴール設定と到達までの道筋を考えました。
会場の様子を配信するのはもちろん、視聴者からはコメントが投げられるようにするのは必須だよねということでまとまりました。
配信PFは自社サービスのreBako、そこからコメントを拾い配信に乗せ、オフ会会場ではプロジェクターで投影する、ライブ視聴者と参加者が同じ体験ができるような設計にしました。
OBSを基盤とし、
- ワイプは外部カメラから撮影
- 音声も外部カメラから会場内の音を収音
- 資料などの画面共有に対応
- reBakoのコメント領域をキャプチャー
- OBSのプレビューウインドウで画面を構築
- プロジェクターにはOBSウインドウを表示
- reBakoのステージ配信でOBSウインドウを画面共有
といったようなシステム構成で実現しました。
ライブ配信の機材
興味ない方もいるかと思いますが、機材がどうなっていたかも何かの参考にしてくれたら嬉しいと書いてみます。早口で喋ってるカメラオタクと思って読み飛ばしてください。
会場のカメラ、マイクは1台のみ。 雲台とズームレンズを操作してワイプの撮影をしつつ、マイクで会場内の声を拾っていました。
会場の広さは正確にはわかりません。40人規模の会場でズーム域はバッチリでしたが、たまにsuper-35mm使って望遠を補いました。
残念だったのはマイク集音に課題があり、誰がどこで喋っているかによってゲインにばらつきが出てしまったことです。次回に活かします!
以下機材リストです。
- 本体: α7Ⅳ
- レンズ: SEL2070G
- マイク: ECM-B1
- 三脚: LS-285C
- 雲台: SmallRigの小型ビデオ雲台
- プレート: 中華の安いもの
- ダミーバッテリー: 中華の安いもの
- 外部モニタ: iPad mini6 (アプリ: Monitor+)
- 音声モニタリングヘッドフォン: WH-1000XM5
試行錯誤は続くも、ある程度は成功できたかな
当日はトラブルもなく、やりたかったことは無事達成できました。
会えなくとも価値だったか?ちょっとそれはまだ道半ばかもしれませんが、コメントをつけたことにより双方向のコニュニケーションの一部はできていたと思います。具体的にはオフ会の中で参加者に対して研究発表する時間があったのですが、それを聞きながらチャットを通してリアクションや質問をもらい、ちょっとした交流には貢献できたと思います。
しかし今回のようなちょっとリッチなライブ配信でなくとも、reBako単体でも実現できたというのは一定量あったかなと振り返っています。
技術的なチャレンジを協力いただいたメンバーと一緒に成功できたのは本当に収穫でした。
ここまではできる、ここからはどうだ!という繰り返しを私は楽しんでいます。こんな楽しみ方もあるぜ、というオフ会の裏方レポートでした。
大阪で会いましょう
オフ会でみんな楽しく自由に雑談している空間を、オンラインでどう接続するかの工夫がもっと必要かなと感じました。
ということで、次回は大阪を予定しておりますので、またご報告できればと思います。