SlackのEmoji reactionsを集計してコミュニケーションの可視化を図ろう

更新日:
2016/12/14
公開日:
2016/12/14
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はじめに

こんにちは。yoshitsuguといいます。 しくみブログでは初寄稿です。

この記事は 『Slack Advent Calendar 2016』14日目の記事です。

皆さんはチャットツールをどのくらい活用されているでしょうか?

フルリモートワークの弊社にとって、SlackでのやりとりはDiscordと同様、なくてはならないものとなっています。

SlackではEmoji reactionsという、発言に対してEmojiで反応できる機能があります。 弊社でもEmoji reactionsはよく活用されていて、独自のEmojiもたくさん追加されています。

日頃頻繁にreactionのやりとりをしていると、誰がどのくらいreactionを受け取ったんだろう?というのが気になってきませんか?

受け取ったreactionの数を見せることで次のreactionの動機にもつながりそうです。 そこで今回は、誰がどのくらいのreactionを受け取ったのか、可視化してみることにしました。

ゴールは集計と集計結果

今回はhubotに組み込む形でEmoji reactionsの集計と集計結果を出力をすることにします。

どう集計するか、についてですが、例えば、「昨日、yoshitsuguは :ok: 2個、 :+1: 1個もらった」という感じの出力を想定します。

hubotの活用

弊社Slackにはkibotという名前のbotが住んでいます。彼(彼女?)はDocomo雑談APIなど、巷にあふれるhubotプラグインを搭載しており、Slackを和やかにするという大切な役目を担っています。

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今回はこのkibotに組み込んでいきます。

Slack APIの確認

さて、reactionの集計にはどのような情報が必要になるでしょうか?

Emoji reactionsは発言にひもづく形式なので、

  • 昨日の発言一覧
  • 各発言に対するreaction一覧

が必要そうです。

Slack APIのドキュメントを眺めてみると、channels.history で上にあげた両方がとれそうです。

また、Slack API上はユーザーがSlack内部IDのような形式でやりとりされます。実際のユーザー名をひいてくるためには、

users.list

を使うとよさそうです。

Slackの絵文字集計実装例

上記のSlack APIを使って集計できるように、以下のように書いてみました。

絵文字がつなぐ次の一歩

実際にこのコードを動かしてみると以下のようにkibotが集計結果を投げてくれるようになります。

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人ごとに絵文字が集計されていることがわかります。 次のコミュニケーションにつながりそうですね。

よりわかりやすく注目の発言も可視化できるように

現状、誰の発言が盛り上がったか、という点でお伝えできるようにはなりましたが、以下のような問題もあります。

  • 集計結果をテキストで並べるだけだとわかりにくい
  • 誰の発言だけではなく、どの発言に注目が集まったかも見たい

今後の展望として、少しフォーマットを変えて提供してみることを検討しています。

フォーマットの例をあげると、画像のように、「今日の神」を表示する、というものです。

弊社ではカスタムEmojiの :kami: をよく使っています。

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これは「すごく助かった」、「すごく有用」、「すばらしい仕事」などをあらわす時に使います。 この「神」reactionをたくさんもらった人を「今日の神」として崇めるようなフォーマットを提供できると楽しそうだなーと思っています。

さいごに

今回、hubotをベースに、SlackのEmoji reactionsを集計した話をご紹介しました。

皆さんもSlackでのコミュニケーションを活性化して、楽しく仕事ができるよう、工夫してみてはいかがでしょうか。

それでは。

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