はじめに
しくみ製作所 代表の車です。
昨年度より、自分の考えや社内での取組み等をまとめていきましょうということで、社内向けではありますが「つぶやき」と題し執筆してまいりました。
早いもので2021年度も終わりを迎え、この一年の振返りと2022年度についても触れてみたいと思います。
1年を通して
まずは、Q毎に何があったかを挙げてみます。 自分の考え方を変えたり、リソースの整理をすることが多かったですね。
- 1Q
- reBako正式リリース
- エンジニア教育等の加速
- 開発向けのサービス切り出し
- 2Q
- 会社では仮説の整理するように
- リソース問題があり、採用の再開と加速
- 3Q
- 仮説から少し進んで企画を整理
- システム開発もきちんとパッケージングし直す
- フライホイールモデルを作り、全体として協力できるように
- ビジネスモデル単位での組織変更を開始
- オンラインでの総会の実施
- 4Q
- プロダクト開発としての再パッケージング
- 2022年度の事業計画
- 投資効果の見える化
- 事業計画を作りながら、ビジネスモデル単位での組織変更
- 長期・中期事業計画の作成
何に取り組むのか?= 施策を見えるように
仮説→企画→投資と、施策についての見える化を実施しようと試行錯誤をしてきました。何に取り組んでいるのか、それはなぜか、透明・検査・適用できるようにしたかったためです。この辺はまだ続きそうで、長期・中期でどういうストーリーなのかを整理しつつ、定量的な数字根拠も分かるように構築を続けたいですね。
また、数値の事業計画が先行してしまったので、ストーリーの方をもっと透明化していきたいです。オンラインでの総会を企画してくれた話もこの辺りのソリューションとして、何とかしたかった表れかなと思っています。
施策実施の下準備
リソースを投資に回すべく、ビジネスモデル毎の組織に変更しました。企画筋・リソース・リスク管理の3観点が重要なので、それぞれ準備をしてきました。特にリソース問題は組織で取り組む必要があり、採用の加速と、重要ロールへのアサインのシングル化を進めています。シングルアサインをするために、属人性が高かった人の仕事を剥がして、組織として実施できるようにしていきたいです。これは、自分の仕事でも該当部分が多く、積極的に仕事を手放し、組織として実施できるしくみを作っていきたいと思っています。
施策間の連携=フライホイール
会社全体の戦略としてフライホイールのモデルを採用しました。結果的に、全体での連携が強化され、事業部制のような動きは廃止されました。施策としては、シナジー率を意識したものが増えたかなと思っています。誰でも基本的な方程式に従ってもらえれば、施策を考えてもらえるようにしていきたいです。
施策全体の方向性
施策を進めるための基本構造ができても、どういう方向性に進みたいのか分からないとみんなも考えにくいと思います。なので、会社のミッションどおり、新しい企画に取り組み、企画がうまくいくかを協力して探索するような仕事をやりながら、施策の多くをこの方向性を強化するという根拠に基づいて組み立てることにしていきたいと考えています。『探索』というキーワードで、実施します。
これまで、エンジニアがアジャイル開発を採用していたのも、新しい企画がうまくいくかの探索と相性が良い開発手法だし、デザイナーがデザイン思考で企画を形にしていたのも、新しい企画をうまくいかせるためであったからだと思います。やってきたことを再度整理しながら進めていきたいですね。
『探索』の方向性に集中
これからは、新企画の立ち上げを探索するブランドの強化を行っていきたいです。企業においても個人においても、新しいことを始めることは絶対に必要な活動だし、そういう活動をする機会は、時代背景と共に増えるていると思います。ただ、新しい企画は不安定で、試行錯誤しながら進む部分も多いので、そういう試行錯誤=『探索』をうまく回せるようにしていきたいです。
会社的にも、決まったことをよりシッカリやる仕事もりも、決まっていないことを考えながら試行錯誤する方が合っていると思っています。企業の企画の人が新しいことをやりたいと思ったときに、自分達も検討候補に入れるところまで、実態を強めながら持っていけるといいですね。
- プロダクト開発
- プロダクト開発として受託開発のアップデートを進めていきたい
- 企画の核の部分は、クライアント起点にはなるが、何を作るべきかを一緒に取組むような仕事にフォーカスしたい
- 人材教育
- 探索の精度をあげるため、デザイン思考などの重要な思考パターンのインストールをしたい
- デザイン思考に限らず、専門家の思考パターンは抜き出しやすいので、相互理解や視野を広げるためにも実施していきたい
- コンテンツ作り
- 探索に役立つテンプレや、実際に作った企画なども公開していきたい
- SaaS構築
- 探索しやすくするためのツールの公開を進めたい
- もちろん、内部での利用や差別化にも繋げていきたい
2022年度にむけて
コロナも通過しつつある中で、時代変化も加速しています。普遍的なニーズとして、企業や人が成長するために、新しいことを『探索』することはこれからもっと求められていくと思うので、『探索』というキーワードで、施策の方向性をそろえつつ、市場に受け入れてもらえるかを見極めていきたいと思っています。ただ、感覚値としては、普遍的なニーズであるものの、実施自体が難しいタイプになるので、本当に実施できるのかの、教育的な実験も加速させたいです。 また、これらの活動の基盤として、会社としての施策を透明化し、投資・回収・再投資を回していけるしくみを作りたいと思っています。自分自身も会社として何をやるべきなのか?いかに加速できる基盤を作れるのか?に集中して取り組んで行きたいと考えています。
それでは、2022年度もよろしくお願いいたします。