父の言葉でなりたかったデザイナーに・課題を解くデザイン力を身につけていきたい「しくみ製作所に入社した理由〜taguchi編〜」

Date
July 30, 2023

はじめに

はじめましてどうも、2022年1月に入社したデザイナーのトカゲです。

おっと。飼っているトカゲが可愛くて自分のことトカゲだと思っていました(?)

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改めましてどうも、デザイナーのtaguchiです。一応人間28年目になります。

早くも入社して2年目半ばとなりました。しくみ製作所にデザイナーは少人数ということもあり、謎に包まれているとか、いないとか。 実際にしくみ製作所で働いているデザイナーはどんな人間なのか。 僕のことを少し書いていこうと思います。

なぜデザイナーに?

急に暗い話ですが、大学2年の秋、父親が病気で亡くなったことが転機となりデザイナーになりました。

僕が高校生の頃から父は長く闘病生活をしていたのですが、その間も仕事をし続け、地元市役所の総務部長になりました。父の仕事仲間からは、「翔太くん(僕の名前)も大学卒業したら地元に帰っておいでよ」と、地元で公務員になるんだろうな〜と漠然と思っていましたし、そうすることが親孝行だと思っていました。

大学2年の秋に、母から「週末帰って来られますか」と短いメールが入り、父はもう長くないということは知っていたので、大学がある広島から長崎に少しの間だけ帰省しました。実家に着くと、父はいつも通り趣味のガーデニングをしていたので少しホッとしたことを覚えています。

その夜の食卓で、無口な父から「好きなことやれよ」と言われ、その言葉を最後に一週間後息を引き取りました。

僕が思っていた親孝行が独りよがりだと気付き、公務員試験の勉強をやめてデザインの勉強を始めることにしました。

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なぜデザインなのかというと、元々絵画や版画は好きで賞もたくさん取っていたので、デザインも得意なはず!と、考えるよりまず行動精神でデザインの勉強を始めました。

独学で6ヶ月かけて作ったWebサイト処女作をインターネット上に公開したときは、デザインの難しさと奥深さにハマり、デザイナー志望で就活しよう!と決めました。

大学の勉強そっちのけでWebサイトを作り続けたため留年しましたが、今ではいい選択だったと思っています。(笑)

未経験かつデザイン学生ではなかった僕は、客観的に見て就職は簡単ではないだろうと思い、フリーで活躍されていたデザイナーの方に頼みアシスタントにしていただきました。

そんな恩師のおかげもあり、念願かなって東京の制作会社にデザイナーとして内定をもらい、めでたくデザイナーとしてのキャリアをスタートすることができました。

フレンドリーで話しやすかった選考を通じて

新卒入社した会社で3年ほどデザイナーとして働く中で、より上流でデザインの力を証明したいと思うようになり転職先を探していました。

会社訪問のマッチングサイト経由でスカウトメールが届きしくみ製作所のことを知ったのですが、HPを覗いたところ「少し未来の日常をつくる」というミッション通り、リモートが当たり前になる前からフルリモートをしているという文化に惹かれカジュアル面談を申し込みました。

僕自身、人と会って話すことが好きな性格ということもあり、フルリモート自体には若干の不安はあったものの、面談していただいた方々のアットホームな雰囲気に惹かれて即入社を決めました。

自由な働き方ができる場所

「デザイナーになること」と「地元に帰って働くこと」は同時に叶えられないと思っていました。二兎追う者はなんとやらと言いますか、長崎のド田舎港町で育ったのでそもそもデザイナーを雇用したい会社なんてありませんでした。

それが、しくみ製作所では地元や地方で働いているのが当たり前なので、それがまず嬉しかったです。時間と場所の制約から解放され、自由な働き方ができるこの会社をすごく気に入っています。

フルリモートだとコミュニケーションパスが少ないのでは?とか、会社内での人脈組成機会はどうなんだろう…などに関しては、コミュニケーションが多く取られるような仕組みがあり、フルリモートとは思えないほどの文化形成がなされているなと感じました。

Slackにはbu(部)チャンネルがあり共通の趣味を話せたり、入社してすぐに会社のロゴ入りマグカップが届いた時は会社の一員になったんだなという気持ちになりました。

現在アサインされている自社プロダクト「Poit」では、アーリーアクセスに向けた開発と並行して新機能のデザインに取り組んでいます。全く新しいプロダクトなのでユーザーの反応が気になります… 抽象的で複雑な課題をどのようにデザインし、どのように可能性を広げ推進していくかがデザイナーの役割だと捉えています。このプロジェクトを通して、課題を解くデザイン力を培っていければと思います。

スプラトゥーンオフライン大会に
スプラトゥーンオフライン大会にbu-splatoonチームで参戦

様々なチャレンジができるようになったプライベート

満員電車通勤が当たり前の毎日から、完全フルリモートとなり、業務時間外でも自由な時間が増えたのでいろんなことに挑戦しています。

最初はSFブログ小説を書き始め、たまたまバズり1日3,000PVを集めたり、NFTアートを作って販売した際には作品が6万円で売れたり。

今は自作のフィギュアやカプセルトイを作っています。

2年後の2025年までに、ワンフェス(フィギュア版コミケのようなもの)に一般ディーラーとして参加することを目標に作品を作っています。

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合理で考え情理で動くをモットーに、デザイナーというラベルに縛られることなくクリエイティブなことに挑戦し続けようと思います。

これまでの恩返しを後進に向けて

これまでを振り返って、僕は本当に人に恵まれたなと思います。父の一言がなければ今はないと思っていますし、アシスタントにしてもらわなければデザイナーにはなれていなかったかもしれません。

デザイナーになってからもいろんな人に助けられてここまで来れました。 これからも助けられるとは思いますが、今後は助ける側、少しでも何かを与えられる人間になりたいと思っています。 現在、Slackで広島にいるデザイナー志望の学生を集めたコミュニティを作り、月1で就職相談をしたり、ポートフォリオの添削をしたり、個人で受けた案件でアシスタントをしてもらったり(もちろん報酬を渡して)、少しでも力になれればと無償でデザイナーになるためのお手伝いをしています。 与えられたものを自分だけのものにせず、下の世代に与えられるような、そんな人になりたいです。

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