通勤のない環境への転職で住環境や食までも快適に「地方で活躍できる生活を目指して 〜移住完了編〜」

Date
March 11, 2021

この記事は全4回でお送りしている、しくみ製作所に転職した私(tanukiti1987) が地方移住を目指して転職〜実際に移住するまでのお話です。

今回は最終回。移住先での生活やフルリモートな就業環境での所感などをお伝えしていければと思います。第1回目〜3回目は以下をご覧ください。

残り少しの間、お付き合いいただければと思います。

仕事部屋でのリモートワーク

これまで東京に住んでいたときには、ソファーやベッドに腰を掛けながら小さなデスクに Macbook pro 13inch を載せて仕事をしていました。

気が向いたときには iPadPro をセカンドディスプレイにして作業してました
気が向いたときには iPadPro をセカンドディスプレイにして作業してました

ノートPCだけで仕事をする場合には、ディスプレイが狭く作業領域が限られてしまうものの、仕事自体は問題なくできていました。

困るところといえば、しくみ製作所では画面共有しながら社内外の打ち合わせをする場面もそれなりにあり、そのたびに画面が1枚だけだと、画面共有しながらメモをとったり。みたいなことがしにくいのが難点でした。

とはいえ、全体的には常に狭い環境で開発をしていたので非効率になっていたことも事実です 💦

引っ越してからは、ありがたいことに仕事をする部屋を設け、そこに広めのデスクやモニター、椅子を置くことができ、かなり作業効率はあがりました。今写真を見比べると、劇的な変化に自分でも驚きます(笑)

やはり広いは正義。

壁際にデスクを置くと窓からの風が寒くて部屋の中心にデスクを置いています
壁際にデスクを置くと窓からの風が寒くて部屋の中心にデスクを置いています

モニターは LG の42.5インチモニターを買ってみました。

社内でも使っている人がちらほらいて評判も良さそうだったので、購入してみたのですが、かなり大きいモニターです。最初はあまりの大きさに首が痛くなりましたが、今やこのモニター無しでは作業が苦になるようになってしまいました。

大きさは好みによるのだと思いますが、もしある程度の作業場所が確保できるなら、オススメです!

また、デスクは FlexiSpot の昇降デスクを使うことにしました。

在宅勤務では座りっぱなしになることも多いですが、打ち合わせのときはスタンディング状態で使ってみたり、ちょっと眠いとき、リフレッシュしたいときなんかに昇降状態を変更することで気分転換することができます。

「昇降機能はすぐ使わなくなるだろうな」と自分で思いながら買ったのですが、上記のようにマイルールを設けることで、継続的に機能を活かしながら使えています。

住んでいる場所は変われど、仕事の内容が変わらないのがリモートワークの良いところです。

引っ越しの前後で社内外の仕事での差し支えは発生せず、いつもどおり できていることからもリモートワークの素晴らしさを実感する日々です。

しくみ製作所には、コロナ禍以前にはノマド的に各地を転々としながら仕事をされていた方もいるようで、私もこのリモートワークの特性を活かしながら働いてみたいなと思いを膨らませています。

開発コミュニティもある

コロナウィルスの影響もあり、最近では勉強会がオンラインで行われていますね。どこに住んでいても同じ情報を得やすい環境になってきています。 昨年は RubyKaigi が YoutubeLive で配信されたり、私が仕事で使う Vue.js 関連の勉強会も Zoom 開催があり、地方に移住した身としてはとても助かっています。

また、ローカルの開発コミュニティもちらほらあるようです。

私が引っ越してきた栃木では、とちぎ Ruby というコミュニティがあり、結構しっか運営されているようです。聞いた話では技術書の輪読会を開いているコミュニティもあるんだとか。

実際にはまだ参加したことがないのですが、オフラインでも技術的に他のエンジニアとつながる場があるというのも個人的には安心要素となっています。

まだまだコロナ禍ということもあり、オフラインでのコミュニティへ足を運ぶことは先になりそうですが、これからの参加が楽しみです。

食・住環境は快適になった

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仕事の領域以外に、普段の生活に関してはかなりストレスフリーで快適に過ごすことができています。

近所のスーパーをはじめ、周辺のスーパーは東京のスーパーよりも敷地が広く、豊富な食材が安く揃っています。 外国産ですが、鶏肉もも肉がいつ見ても 100g68円!というスーパーまであります(笑)

また少し車を走らせれば、道の駅もあり、そこでは農家さんから直送の新鮮な野菜をこれまた安く買うことができます。東京では特別だった体験が、地方では当たり前の体験になる瞬間です。

また、こういった食材調達のコストが減った結果、あまり外食せず、家で野菜もたくさん食べる生活が当たり前となり、健康面でもよいサイクルが生まれている感じがします。

食以外でも、これまでお伝えしたとおり、住まいは安く広くなりましたし、リフレッシュに散歩に出かければ、川沿いの水鳥を眺めながら歩くことができ、自然に触れる機会も多くなりました。

個人的には、自然に近い生活が好みであることもあって嬉しく感じています。

また、東京のオフィスで働いているころは、太陽がいつ沈んだのかもわからないくらいあまり外を意識することなく働いていたのですが、地方へ引っ越してきてからはそんなことはなくなり、時間の流れを感じることができ、仕事や生活のリズムもだいぶ整った気がします。

仕事の内容は変わらないので、一日一日の流れる時間がより快適になったことを実感しています。

最後に

ここまで、私が地方移住を決意し、転職をし、実際に移住するまでをご紹介してきました。

最後に、フルリモートワークとしくみ製作所という切り口で、少しお話できればと思います。

しくみ製作所は全員フルリモートワークだからこそ、同じ会社で働く仲間も全員同じような条件で仕事をしているので、様々な課題は同じ立場として捉え、考えることができています。

創業から現在で約7年程になるわけですが、創業来フルリモート勤務を実現していることもあり、オンライン越しのコミュニケーションのとり方にも熟練度を感じます。

直接話したくなったときには、息をするように Slack call が立ち上がりますし、さくさくっと話をしてまた各自の作業に戻っていきます。

わからないことがあれば、いつでも「わからない」といえる心理的安全性も確保されています。つらいときには「つらい」と素直に発信でき、周囲がヘルプに入る。そういう環境ができあがっています。

また、情報共有や課題の共有も言語化が求められます。

口語的なコミュニケーションをテキストで行うと、ニュアンスやコンテキストが欠落してしまい、うまく周囲と連携が取りにくいですが、きちんと伝えたいことを言語化したり、成果物としてアウトプットして、連携することで結果として仕事のやりやすさも向上します。

オフラインな仕事のやりとりでは、曖昧な情報伝達でなんとなくできていたことが、オンラインな仕事ではやりづらくなってしまうのはデメリットとも言えるのですが、オンラインな仕事はオープンで明瞭なやり取りが多くなり、たしかに仕事のスタイルはオフラインのときと異なるものの、合理的な進行ができるのはとても良い部分です。

今後仕事を続けていくにしても、私自身は可能な限りフルリモートでやっていきたいですし、その第一歩としてしくみ製作所を選んだのは良かったなと思っています 😏

さて、なんだか宣伝っぽくなってしまいましたが、最後の最後にお知らせ(宣伝)です。

しくみ製作所では私もエンジニア採用を担当しています(笑)

もし今回のブログを読み、少しでも興味をもっていただけた方は、ぜひぜひご連絡ください。

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地方移住に興味のある方の背中を少しでも押せれば幸いです。

それではまた、どこかの記事でお会いしましょう 👋