はじめに
前回の記事に引き続き、しくみ製作所に転職した私(tanukiti1987) が、地方移住を目指して転職〜実際に移住するまでのお話を、全4回構成していきます。
今回は、第2回目の記事になります。第1回目の~フルリモート転職編~はこちらをどうぞ。移住先を決めるに当たって考えたことや情報収集の仕方について、私の例をご紹介していきます。
今回の記事の概要
今回の記事では以下の内容に触れていきます。
- 移住先を決めるときの情報収集
- 安心して移住をするための下地作り
移住先を決めるときの判断基準(tanukiti1987の場合)
私の場合、移住先は妻とも大筋合意していたのであと付けになるところもあるのですが、主に以下のような観点で移住先を探していました。
- 妻の仕事先の選択肢がある程度見つかるところ
- 子供ができたとき、保育園や学校がある程度充実していること
- 両方の実家の近くであること
私自身の仕事はフルリモートですし、(こんなこと書くのもアレですがもし仮に)転職するとしても、またフルリモートで探そうという心づもりでしたので、物理的な職場の心配は横に置いておいたのですが、妻の仕事先については、そうもいかないので優先事項として上げていました。
どこに就職したとしても収入は首都圏より低くなるのは確実なのですが、職場の選択肢が限りなく少ないと、職場がミスマッチだったときに、かなりストレスになってしまうだろうというところが私の一番気にかけていたところでした。
次に子供周りの観点です。
個人的には山奥で古民家でも買い取って暮らすのもありだと思っているのですが、仮に子供ができたときに学校がめちゃくちゃ遠かったり、 小・中・高と学校の選択肢が少ない。となると、学ぶ時間や機会を奪ってしまうことになり、そこも避けたいところでした。
東京で過ごしているときに、たくさんの選択肢に囲まれた子どもたちを見ていたこともあり、東京ほどではないにせよ、ある程度の選択肢は用意しておきたいなと思っていました。
上記の観点で考えていくと、地方とはいえある程度大きめの都市が候補に上がってきて、住む場所が大まかに決まっていきます。
実は検討しておきたかったこと
すこし時間軸はずれるのですが、実際に引越してきて感じた「実は検討しておくべきだったこと」がいくつかありました。
- 移住先での住民税
- ゴミの分別区分
住民税については、全国で大きく変わることはないようですが、一部の地域では平均より少し上乗せされた形で計算されてしまうようです。
幸いにも私の移住先はそこまで気にかけるほどではなかったですが、事前に調べておいてそのあたりが確認できているとより安心感があります。
そして、「ゴミの分別区分」が私の中で検討から漏れて後悔している部分でした(笑)
かつて住んでいた地域では「燃えるゴミ」「燃えないごみ」「資源ごみ(ペットボトル・ダンボール・瓶・缶・発泡スチロール)」くらいのざっくりした区分だったので、そこまで苦ではなかったのですが、移住先は蓋を開けてみると、資源ごみが細かく分かれていて、これまで燃えるゴミで捨てていたものの一部が資源ごみとして出さないといけなくなっており、分別にとても苦労しています。。
あまりの細かさに挫けそうになるレベルでして、このあたりは自治体によっても異なりますし、毎日の生活のことなのでもっと真剣に見ておけばよかったな。。と思っています。
移住先がおおよそ決まったら、行政サービスに目を通す
上記踏まえ、良さそうな移住先が見つかったら、市区町村のホームページを見に行き、移住支援に関する情報を拾っていくのがおすすめです。
市区町村にて移住体験をできるようにしてくれていたり、移住したあとに補助金を出してくれるところもあります。 移住体験について、私も申し込んではみたものの、コロナウィルスの影響により、開催が急遽中止になってしまい、体験は叶わず、直接の移住となってしまいました。
移住先が広い市区町村の場合、どのあたりに住むかでも利便性や住心地など変わってくると思いますので、体験を支援してくれる市区町村であれば、ぜひ利用してみることをおすすめします。
また、家族や子供がいる方は、医療費や教育費周りの補助がどんなものか見ておくのも良いかと思います。
このあたりは市区町村により特色が様々なので、どんな支援・補助を得たいかという観点で見ていくと無限に時間が吸い込まれていきます。
安心して移住するための仕事周りの下準備
(私は栃木に引越したのですが、都道府県魅力度ランキング最下位でもこんなきれいな景色があります)
移住先の話からは離れますが、安心して移住をするためには仕事周りの環境も整えておきたいものです。
私はめちゃくちゃビビリなので、このあたりについても検討していました。
移住決行前の確認1: 会社とのミスマッチがないかを確認する
移住して、会社とのミスマッチがあったときに、また転職先を探すというのは結構労力がいるものです。
フルリモートワークの会社に転職したとしても、耐えきれないほどミスマッチな部分がないかというのは十分な期間をもって、確認していくことをおすすめします。
私の場合は、約半年くらい働いてみて不安な点もなく、すんなりと移住を決行できました。
移住決行前の確認2: 収入の柱を整えておく
繰り返しになりますが、地方には首都圏ほど仕事がなく、意図せず収入が減ってしまったときに、打てる手が限られて来ます。
しくみ製作所の場合は、業務に差し支えのない形であれば副業はOKですので、副業であったり、個人でサービス開発をしたりして、収入源を複数構築しておくと、より安心感が高まります。
もともと個人事業もやっていたこともあり、このあたりは楽しく挑戦できていることと、会社以外の人との関わりが増やせるといった意味でも、個人的には続けていきたいことの一つです。
移住決行前の確認3: 失敗したらまたやり直せばいい
安心と心配が入り交じるようなことばかり書いてしまいましたが、もしどうしても失敗して苦しくなってしまったときには、また首都圏に引っ越してやり直せばいいや。くらいの気持ちでいることが大切だと思っています。
次回の記事にも書きますが、引越しの金銭的コストは思っていたよりも低く、いつでも首都圏に引っ越すことはできそうです。
最後の最後が崖っぷちではなく、再起できる場所が必ずある。と思えることで、なによりも安心して、新しい生活に挑戦できるのだと思います。
本記事まとめ
移住先の検討するにあたり考えた観点、移住をするにあたり仕事面で考えた観点を中心に書かせていただきました。
移住先を決めるにはかなりのパラメーターがあり、全部を検討していると非常に時間がかかってしまうので、自分の大きく気になる要素に注目して決めていくことをおすすめします。
個人的には次引っ越すときには、ごみの分別だけはしっかり見ようと誓っています。 👀