フルリモートで地方移住・移住先での物件情報のメリットやデメリットも紹介「地方で活躍できる生活を目指して 〜移住編〜」

Date
March 3, 2021

この記事は全4回でお送りしている、しくみ製作所に転職した私(tanukiti1987) が、地方移住を目指して転職〜実際に移住するまでのお話です。

今回は第3回。移住先での物件決定〜引っ越し完了までのお話をお伝えできればと思います。 第1回目と2回目は以下をご覧ください。

今回の記事を読むことで、グッと地方移住のハードルは下がることと思います!ぜひ、お付き合いください。

移住先での物件事情

今回引っ越した家は駅から車で10分ほどですが、こんなのどかな風景が広がっています。
今回引っ越した家は駅から車で10分ほどですが、こんなのどかな風景が広がっています。

私の場合、土地勘の無い移住先での物件探しだったので、物件を探すにあたっては、住みたいエリアが定まり切らず、ひとまずは市の中心部に住んで様子を見ることにしました。

最終的には戸建ての家を買おうかと思っていたこともあり、予算は抑えて仮住まい的な家探しのようなイメージです。

物件探しをしている中で、東京とは違う良かったところ、気になったところをお伝えしていきます。

地方物件のいいところ

なにより広くて安い

地方の物件はこれに尽きる。という感じですが、体感的には東京の半値近くで借りることができる印象でした。とはいえ、東京と同じ広さの家を借りてしまうと、在宅勤務用のスペース確保は難しいので、広い家を探すことにしていました。

結果、2LDK 6万円(寒い)の物件を借りることにしましたw

これで無事、仕事部屋を確保することができます。

更新手数料安い

家を借りる際に、仲介業者の方が申し訳無さそうに「更新手数料は更新ごとに3万円掛かっちゃうんです。」と教えてくれたのですが、東京に住んでいるときには、家賃1ヶ月分が標準だったので、むしろその安さに驚きました。

聞いてみたところ、だいたいの物件では更新手数料が固定らしく、時々家賃一ヶ月分の物件があるのだとか。 いずれにせよ、安くてだいぶ助かる部分でした。

駐車場基本無料

地方に住まうということは、車社会に生きることになります。

当然、駐車場が必須になるのですが、多くの物件では駐車場が1〜2台、無料で借りることができます。

ごく稀に駐車場は別料金となるところもありますが、基本的には無料というのがありがたいですね。

地方物件のよかったところとしては、とにかく賃貸周りのコストが下がるところが大きいです 👍

地方物件の気になるところ

治安が心配

私の場合、地域の相場から安めな方の物件を借りてしまったのも影響していると思いますが、若干治安が心配になる局面にも出くわします。

東京では、人の多さもあってか、一人ひとりの人柄が気になることはそこまで多くないですが、地方へと移住すると、ぐっと人を見かける機会が減っていくため、目についてしまう。というのもあるのかもしれません。また、全ての地方に当てはまるわけではなく、私の住んでいる地域特有の問題なのかもしれませんw

少し反省するところがあるとすれば、費用が安く済むから〜と行って、究極に安い物件に住むよりは、ミドルな価格帯のところに住んだほうが治安含め総合的な住心地は上がっていきそうな気がしました。

プロパンガス高い

家賃関連が低コストになりラッキーと思っていた矢先、地方では都市ガスが使えない地域もあり、そういった地域では必然的にプロパンガスを使うことになります。

が、このプロパンガスが高い!都市ガスの2倍超くらいになりそうな勢いでした。

東京では月3000円くらいで済んでいたガス代が、プロパンガスでは 8000円くらい。といったような価格感です。 プロパンガスは業者により自由にガス代を決めることができ、かつ運搬コストもあるため、都市ガスより必然的に高くなる傾向にあるようです。

家賃が低くなっても、地味に光熱費が上がるところは要注意でした。

細々と気になるところはありますが、在宅勤務観点で見ると快適に過ごせている場面が多いかなと思います。

車社会に生きる準備

我が家は FREED を買うことにしました。街乗りには十分。
我が家は FREED を買うことにしました。街乗りには十分。

さて、物件を探すと同時に気にかけなければいけないのは、車の準備です。

よほど繁華街に住まない限り、車が無いと行動範囲はほぼ限られてしまいます。

そこで車を用意しなければならないのですが、東京からの移住のときにはこの車の用意がちょっと大変になります。

車を買うには、以下のような段取りが必要になります。

  • 車庫証明の取れる駐車場の確保
  • 住民票や印鑑証明の用意

上記の段取りを経た上で、車の注文から納車までが最短でも2週間〜1ヶ月。新車の場合には、2ヶ月くらいの期間が必要になります。

必要書類を提出したところでナンバープレートを取得することになるため、移住先で取得するか、現住所から取得するかでも、大きく動きもかかる費用も変わってきてしまいます。

私の場合、東京で駐車場を借りるのは費用面で見てもコスパが悪かったこと、東京ナンバーで乗り続けるとなると、このコロナウィルスの情勢下ではちょっと肩身が狭そう。というところもあり、移住先でのナンバープレート取得をすることにしました。

では、次に発生する、移住先の駐車場どうするの?問題についてですが、

私の場合は、フリーレント可能な物件を探し、入居1ヶ月前から駐車場を準備することができました。

東京ではめったにお目にかからなかったフリーレントですが、地方であれば、ちらほらと見受けられます。

こうして無事、移住先にて駐車場の確保と共に車を購入することができました。

東京から地方への引っ越し

空っぽになった東京の我が家。 リビング兼仕事スペースとして使っていました。
空っぽになった東京の我が家。 リビング兼仕事スペースとして使っていました。

私の場合、東京から栃木への引っ越しでした。

費用は都内で引っ越すよりもグッと高くなるかも。。と心配していたのですが、全然そんなこともなく良い引っ越し業者さんにお願いすることができました。

価格としては、都内から都内へ引っ越すときと同じくらいの価格帯でお願いできたこともあり、これならいつでも地方から都内に戻ってくることもできるな、と思うきっかけとなりました。

引っ越し業者は、くらしのマーケット を使って探してみました。

私自身は、メジャーな引越し業者にお願いしたこともありますし、小さな引越し業者にお願いしたこともあるのですが、正直そこまでどの業者であっても大きな違いはなく、丁寧に荷物を取り扱ったり、養生をしてくれたり、というのが体感としてあったので、くらしのマーケットで口コミの良さそうなところにお願いすることにしました。

結果としては、これがすごく体験としてよく、次回また引っ越しするときにはお願いしたいような業者さんと出会うことができました。

あまり引っ越し業者を探すときのメジャーな手法ではないかもですが、ぜひ一度使ってみてください!w

これなら複数の引越し業者から営業電話が鳴り続けるということもないので、オススメです。

そんなこんなで新天地へ

ここまでを経て、移住の準備もろもろが完了し、無事引っ越しの日を迎えることができました。

慣れ親しんだ都内を離れ、なんのゆかりもない土地への引っ越しは心理的に不安になる部分もありますが、自分にとっては久しぶりの「挑戦」という感じがして、新鮮な体験でした。

コンフォートゾーンを抜け出すというのを人生に何度かはやってみてもいいな、とも思っています。

これから新しい土地で、新しい働き方で、新しい生活で、快適に過ごせるよう試行錯誤していきます 💪

次回は、新天地からのリモートワークについてお届けできればと思います。