はじめに
どうもこんにちは。豊川です。
前回「地方での暮らし」や「移住」をテーマに記事を書かせていただきました。2017年に移住してなんやかんや今年で5年目を迎え、地方生活も板についてきました。特に自分の場合は、ここ最近、自分が住まう渋川市にて移住を促進する「移住サポーター」というものになったり、移住を専門とするTURNSなどの雑誌・Webメディアなどに顔を出す機会が増えてきたので、移住を享受する立場から推進する立場に変わってきたようにも感じています。
そんな豊川の移住に対しての価値観の変化に触れよう!ッと思ったのですが、内容的にかなり長いものになりそうだったので、一旦、ここ1〜2年、どのようにして地方のメディアに顔が乗るようになったのか?という観点で「これまでの道のり」的な話ができればと思います。
ここ1〜2年でのメディア掲載の実績を振り返ってみる
その前にここ1〜2年でどんなメディアに露出したのかを振り返ってみます。
- 上毛新聞の紙面に「かくれんぼ」の団体設立の記事が取り上げられる(新聞)
- NHKの報道番組にて「かくれんぼ」の活動風景の特集される(テレビ)
- 群馬県が主催する「オールぐんま」という企画のYouTubeライブ番組に出演する(YouTube)
- 移住専門誌TURNSに移住サポーターの対談記事が取り上げられる(雑誌)
- 渋川市の移住モニターツアー実施の様子を同じくTURNSに取り上げられる(Webメディア)
- リモートワークをする人、という企画で同じくTURNSに個人インタビューが取り上げられる(パンフレット/Webメディア)
新聞、テレビ、雑誌、YouTube、Webメディア等など。振り返ると色々と載ってますね。
実を言うと自分は、メディアに取り上げられたい欲が強い人間(平たく言えば目立ちたがり屋)だったので、そういう意味では悲願達成!という感じはあります。それこそ過去この様に露出する前は、メディア掲載をされている他社のエンジニアさんにあこがれて「どうやって掲載されたんですか?」みたいなことを聞いたり、面白い働き方をしている方々にフォーカスを当てたメディアに直談判でお願いしに行ったりした過去がありました。(当然断られましたが)
そんな1〜2年を過ごしてきて、改めてどうやってメディアに取り上げられるようになったのか?ついて具体的に触れられればと思います。そんなに多くはないとは思いますが、地方でメディアに載ってみたい!みたいな人の助けになればと思います。あ、でも、そんな奇特な人間はいないと思うので3年前の自分に向けて書くことにします。
かくれんぼの設立からNHKでの特集までの流れ
メディア露出への最大の起点となったのがやはり「かくれんぼ」です。かくれんぼってなんやねん?という方は下記のURLをご覧ください。
とあるキッカケで「スポーツ x かくれんぼ」を広める活動を始めたのですが、初回の上毛新聞(地方紙)への掲載についてはちょっと自慢しますが、狙って掲載を取りに行きました。「狙って」なんていうと大分鼻につくのですが、敢えて書きます。「狙って掲載を取りに行きました」笑 逆に言うとこれはみなさんにも再現できる話で、やったことは簡単です。
「ゴリッゴリに作り込んだかくれんぼのパンフレットを新聞社の地元支局のポストに直で投函した」
ポイントは記者兼ある程度の決裁権を持っている「地元の支局長」の気を引くことです。作り込んだパンフレットは気を引くためのツールです。地方でパンフレットとかチラシってというと明らかに自宅のプリンタで刷ったのでは、みたいなものが大半を占めると思うのですが、見開き6ページくらいのちゃんとデザインを作り込んで、パンフレットとして印刷会社に発注しました。それに丁寧に書いた添え文を添付し、ポスト投函したのです。
そこから2-3日で添え文に掲載していたメールアドレス宛に連絡が入り、無事に取材獲得、それから1面とは言わないまでもそこそこ大きく、群馬県イチの地方紙「上毛新聞」に取り上げていただくことができました。豊川の記念すべき新聞デビューは2021年2月28日です🎉
そこからは広報ではよくいう「メディアの連鎖(1つのメディアに掲載されることで他のメディアから連絡が来ること)」が起き、そこから1ヶ月が経過した頃にNHK群馬支部の記者の方から連絡をいただき、5分間の特集でかくれんぼを流す流れにも繋がったというわけです。
NHKは完全にまぐれです。笑
オールぐんまのYouTube生出演までの流れ
1発目から「狙ってやったぜ」みたいなノリで書いてしまったことを深く後悔しています。これ以降についてはもはや「運」とか「たまたま」の領域に入りますので、再現性がない話にお付き合いください。
さてさて、NHKでの特集の後からは実はぱったり露出はなくなりましたが、引き続きかくれんぼなどを通してSNS等でのPR活動は行っていました。
そんな中、8月中頃に連絡が突然来ました。実は過去にしれっとかくれんぼのラジオCMを流していた事があったのですが、そちらでお付き合いのあった広告代理店の方から、群馬県で移住を促進する一環でYouTubeのライブ配信番組の撮影を行うので題材になってくれないか?という話が来たのです。
なぜ豊川だったか?というというと、今回の配信番組が「テレワーク」をテーマにした内容となっており、その中でたまたま「完全リモートワーク」で働いていた自分を思い出してくださったのだと思います。
ちなみにしくみブログに書いた「仕事風景」や「趣味の話」を読んでくださり、それでキャスティングを想起されたとのことで、会社としての発信も続けていてよかったなと感じています!
そんなこんなで、たまたまが重なりYouTubeの生出演に繋がったというわけです。ちなみにアーカイブも残っていますが、死ぬほどガチガチに緊張した豊川を見ることができますので、気になる方はご覧ください。
TURNS3本立てまでの流れ
「3本立て」ということで書いていますが、実を言うとこの3本とも経路は別で、たまたま3本続いただけという感じです。笑
対談インタビューについては、豊川が昨年の9月から渋川市の移住サポーターというボランティアの活動に参加したのがキッカケです。渋川市としては強く移住を促進したい流れがあり、その流れで市からTURNSへ取材依頼が行き、9月に発足されたばかりの移住サポーターに名を連ねたメンバー同士の対談インタビューを行うことになったという感じです。
なので、自分が頑張ったというよりは、移住サポーターになった恩恵として取材の機会を得られた、という感じです。とはいえ、こういった地域活動には積極的に顔を出すと良いことがあるんだなぁと思いました。
モニターツアーについては、同じく移住サポーターとしての活動の一環で、移住希望者への現地視察ツアー(モニターツアー)を行う事があり、そこでもTURNSを絡めた企画として一緒に回りました。サポーターが複数名いる中で選ばれたのは「リモートワークで働いていた」「過去の経験から取材慣れしている」と思われたことが理由でした。
個人インタビューについては、時系列的には3本の中では一番最初だったのですが、編集の都合上、公開されたのが最後になりました。というのも、実はこの取材のキッカケは前段のYouTubeライブ配信で、県がYouTubeライブ配信とセットで考えていた模様。その流れで、個別インタビューも一緒に取材いただく流れとなったわけです。
結局何が効いたのか?
読んでいただいて気づかれたかと思いますが、メディアに掲載されるまでの流れの大半が「運」。冒頭の新聞掲載は行動の結果ですが、それ以外は自分が能動的に取材を取りに行ったわけではなく、何かしらの副産物の様な感じです。
とはいえ、ただの「運」で片付けても面白くないのでもう少し想像を膨らませてみたいと思います。そうすると、2つの要素は確実に関係しているなぁと感じました。
1つは、しくみ製作所の創業当初から続くリモートワークという働き方。
どの取材でも共通して聞かれたのが、しくみ製作所の全社員がフルリモートワークという世にも珍しい働き方。コロナ禍になった今でも「毎日」「全社員」「フルリモート」で働く会社は実はそんなに多くないと思います。特にこと群馬県においてはレア中のレア。珍獣です。
そしてもう1つは、かくれんぼの活動。
「取材を獲得するための活動」という文脈ではここに書いた内容がほぼ全てなのですが、当然ながら取材を獲得するために日々活動をしているわけではないので、ここには書いていない内容は山程あります。
その中でも特に今回の取材獲得に繋がったであろう話で行くと、県内のとにかくいろいろな方々にお会いする、というような活動はしていました。かくれんぼを広げるに当たり、メディアに露出するよりも、広告を打つよりも、何よりもコスパが良いのが、「とにかく人に会うこと」だと思ったからです。ここ1〜2年はいろんな方にお会いしました。
活動をしていく中で、「群馬でかくれんぼをやってる(いい意味で)変なやつがいるらしいよ」という噂が流れ、そうした行動が繋がり、たまたま取材先を探している中で「豊川」という名前があがったんだろうなぁと思っています。
まとめ
非常に長くなりました。すいません。今回は豊川が如何にしてメディアに顔を出すことになったのか?を書いていきました。
その中で、結果的には大半が「運」である、というのは隠しようのない事実ではあります。とはいえ何かしらの行動をしない限りはそんな「運」も巡ってこないなぁというのも感じるところです。
ということで3年前の自分に言いたいこととしては、「メディアに出ることばっかり考えてねーでさっさと行動しろ」です。本当に行動は大事だなぁと思いました。もちろん頭の中で戦略を立てて動くのも大切だとは思いますが、それ以上に過去の自分に足りていなかったのは行動だなぁと。 妄想よりも行動っすね。
っということでなんか最後は熱血行動派、みたいな感じで締まってしまいましたが、もし同様に地方での活動を活発化したい方がいらっしゃれば、是非参考にしていただけると嬉しいです。
それではまたお会いしましょう!