はじめに
やあ諸君。デザイナー兼ジャックスパロウのsparrowだ。 さて、前回の「プロダクトの配色編」に続いて、今回は「UI/UXの気遣い」についてだったな。
具体的な気遣いとしては
- 見やすい・読みやすい配色
- 文字の扱い
- 丁度よい長さの文章や、わかりやすい言葉 などがある。
見やすい・読みやすい配色
配色については前回いろいろと書いたので割愛。 見続けるのが苦ではない配色だったり、意味が読み取りやすい配色になるよう気を遣うだけで、ユーザーにとってわかりやすく使いやすいUIになり、より心地の良いUXをもたらす。 そのプロダクトを表現する配色であることも重要だが、そこに重きを置くばかりに伝えるべき言葉や文章のコントラストが低く読みづらかったり、起こしてほしい重要なアクションの要素がどこにあるのかが分かりづらくなってしまっては、使う側にとってプロダクト表現云々以前にただの使いづらいものになってしまう。
文字の扱い
文字サイズや行間サイズにも、心地の良い大きさが存在する。 もちろん、文字サイズが大きければ大きいほど言葉が見やすくもなるし、行間サイズが丁度良いほど長文が読みやすくなる。 これらの見やすさや読みやすさを心地よくするリズム、Vertical Rhythm というものがある。 簡単に言うと、大学ノートの罫線に合わせた文字サイズと行間リズムだ。 つまり一貫したスペースを作成するために使われる共通の基準を活用することだ。 そうすることで、反復の原則と呼ばれるデザイン原則と結び付き、統一性のあるレイアウトで心地の良いものとなる。
丁度よい長さの文章や、わかりやすい言葉
伝えたいことを書いた文章の長さ、何かを説明する言葉(単語)の分かりやすさも重要だ。 伝えたいばかりに途方もなく長い文章にしてしまうと、ユーザーは読むことに疲れてを途中でやめてしまうか、長い文章の威圧感でそもそも読まないかもしれない。 ながーい校長先生の話なんて聞きたくない。
一般的に伝わりやすくわかりやすい文章の長さは40〜60文字と言われている。 伝えたい文章を実際に可能な限り削っていくと、元の文章がいかに長すぎて無駄の多いものだったかに気づくだろう。
文章内に利用する言葉ひとつひとつも大切だ。 常に読み手を意識し、自分たちにしかわからない言葉を避ける。 許容範囲としては、ターゲットとなるユーザーが理解できる言葉ぐらいに抑えておきたい。 伝わる効率と理解のバランスをとって言葉を選ぶことが大切だ。 ビジネスで利用されるカタカナ語なんかは、効率を最重視したものにあたる。
もしかしたらこの記事自体、デザインの専門用語だらけにしてしまえば、専門分野の人には最速で伝わるかもしれないが、それ以外の人にはサッパリ伝わらないものになるだろう。
エクスペリエンスをしながらグローイングアップしていくのが、僕のフィロソフィーだから By ルー○○
さて、このへんで失礼する。 今回のデザイン記事シリーズで具体例を身につけるというよりは、色々なデザイン原則が存在することに興味をもってもらえれば充分だと思っている。
まず「発見」する楽しさやワクワクがあれば、必ず次に繋がるんだ。おわかり?
諸君、お嬢さん!今日という日を忘れるな! 捕らえ損ねちまったな、キャプテン・ジャック・スパロウを!