しくみ製作所の特別感は人・この良い人たちと長く続けていけたら「メンバーインタビュー〜totty編〜」

Date
November 18, 2021

しくみメンバーの魅力を伝えるインタビューシリーズ。 第4回は、カメラ大好き、社内カメラマンの”tottyさん” です。

所属する事業部Labでは、取りまとめ役も担っており、メンバーのことを考えた提案等、フットワーク軽く動いてくださっています。また、社内イベントでは幹事を引き受けてくださることも多く、おもてなし精神溢れる方でもあります。

メンバーがこれまでの歩みを振り返る形でご紹介いたします。

「遊び」とは「ものづくり」

小さい頃から工作が好きで、とにかく手を動かしていろいろ作っていましたね。ロボット系のプラモデル、ガンダムとかミニ四駆!あと、ビーダマンっていうビー玉を発射する二頭身の人形のおもちゃが進化して、そのパーツを組合せたりしながら遊んでました。おもちゃベースで創意工夫することを覚えた気がします。

勉強は嫌いでした...インプット能力が低いんでしょうか、学んで知識が増えて楽しいー!みたいな感覚が皆無で...。あと、授業とテストが永遠に繰り返されるのに飽き飽きしてました。

進路を決める時期にきて、高専に行きたかったんですが、まるで学力が足りませんでしたね。地元の工業高校の電子科へ進学して、回路基板学んでました。基盤のパーツを習いながら回路図書いたり、はんだ付けして組んでいきながら、ラジオを作ったり。

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そうそう、工業高校あるあるの「ポケコン(ポケットコンピュータ)」を購入して、いろいろ触っていましたね。まぁいわゆるキーボードのついた電卓の延長のようなものですが、関数計算したりする時に使うので、入学時に教科書、作業着とセットで購入するっていうのが定番になっていまして。

このポケコンにBASICっていう言語でプログラムが組める機能があって、付属の説明書の命令の仕様をとにかく読んでいました。命令文とそれによる動き方が書いてあるわけですが、プログラミングの授業はなかったものの、こういうことができる!というのを初めて知った瞬間でもあったんです。そして、プログラマーになるきっかけも、このポケコンだったと思います。

この頃バイトでは月10万くらい貰えていて、最強感ありました!好きなものを自分で買えるの幸せじゃん!と思って、早く働きたいなーという気持ちも芽生えましたね。初期のiPodとかDVDプレイヤー、もちろんゲーム機なんかもですが、地元の大型家電量販店に入り浸っていました。(今とあまり変わってないかも...(笑)

エンジニアの道へ

漠然と「ものを作って働きたいな」と思ってはいましたが、具体的にソフトウェアに行き着き、この先を考えるようになっていました。4年も学生したくない、と情報系の専門学校へ進学するのですが、実は親からは「大学に行きなさい」と言われていて、この進路については大揉めしました。落としどころは、大学への編入制度がある学校、ということで一応は理解してくれましたが。

しかしこの編入の切符は、学年で2人という狭き門でした。約束だけは果たそうと、とにかく勉強しました。そもそも情報の授業しかなかったんで、苦痛もなく。そして、編入の権利は獲得し、大学のお試し通学を始めるわけですが、やっぱり働きたいなとなることに。

3年生から入るって、なかなかハードル高く、面白いことが起きるイメージが全く湧きませんでした。親は許してくれたものの、推薦してくれた専門学校からはめちゃくちゃ怒られて、本来であればされるはずの就職先の斡旋は受けられず、自分でハロワに行き地元の零細企業に就職しました。

Slerみたいな感じでしょうか。特定の営業ラインから仕事をもらって受託開発してました。仕事自体は順調で楽しく働いていたんですが、もともと少なかった社員が一人ずつ辞めていき、まぁ机が蹴られるところも見てきたので仕方ないなと思いつつ、そして僕も次第に心をやられていくことになります。3年くらい勤務した後は、1年間の療養生活を送りました。

身体を休めてからは、知り合いのアプリエンジニアに声を掛けてもらって、ゆったりとアプリゲームのお手伝いを始めました。心も体も回復したからでしょうか、「大きいゲームを作りたい」「チームで作ったらどうなるんだろう、5人とか10人とか!」と思うようになって、転職をしました。ここで、後にしくみ製作所(以後しくみ)との接点となるabeちゃんと出会うことになります。

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当時、地元ではエンタメ系のソフトウェアエンジニアの求人が本当に少なかったんですが、幸運にも採用となり、チームでの開発を経験することができました。これまで自分だけでは作ることのできなかったものを目にし、とても充実していましたし、純粋に現場が楽しかったです。abeちゃんとは違うPJだったのですが、社内に共通の友人がいて、飲みに行ったりしていましたね。

これまで、ゲームを作りたいと思って歩んできましたが、ふと「売れるゲームって何だろう」と思い、ユーザーへのアプローチなんかを考えるようになった時に、知り合いの広告代理店の人からエンジニアを探しているという話が来て、上京することになります。

ここでは、カジュアルゲームを自社製品として作っている部署があり、そこに配属となりました。届けるラインは YouTube だったのですが、YouTuberさんとのコラボゲームをどうやって作っていくかというところを企画から担当しました。作る現場はもちろん、宣伝場所、どういう反響が起きるか、DL数の分析等、一連の経験はできたと思います。

この頃、同じように上京していたabeちゃんと飲んだ際、責任ばかりがのし掛かり、とても大きなプレッシャーを感じていた僕に「それなら うちの会社くる?」と言ってもらったのが今日の始まりです。

フルリモートへの戸惑い

「フルリモートなの?」「全然、出勤できるけど?」

全く自分の中になかった「フルリモート」というワードに敏感に反応していました。面白そうだとは思ったものの、フルリモートで仕事できるのかな、と不安しかなかったです。

というのも、これまで遠隔地の取引先とのやり取りで、ビデオ通話などの経験もあったのですが、この体験が良いものではなかったんですね。それを思い出し、大丈夫なのかなぁと迷いつつ、まぁ一回やってみるのもいっかと、面接を受けさせてもらいました。

代表の車さんがいい人で。 もう上司でストレス抱えたくなかったですし、これまでの経験で上からの圧に弱いとわかっていたので... 話して、安心することができました。

「フルリモートでも大丈夫そう」「これまで経験してきた嫌なことは起きなさそう」

***

しくみに入社して、しばらく経って、アプリの案件が始まりました。その後もアプリ系の受託をこなしつつ、思い返してみると印象深いのは、自社企画でカジュアルゲームを作ったことでしょうか。製品を磨くことや実験そのものに注力できて、ものづくりしてる!って強く感じました。ただ、お金がかかる割にはリターンが望めず、集客等の難しい面もありましたが。

でもやっぱり、日々出来上がるものを手に取り、メンバーとしっかり話し合って進めていくのは楽しいし、信頼感がモリモリ高まっていくのは、嬉しい瞬間でもありますね。

最近ではあまりコードは書いておらず、マネジメントや事業部の運営のお手伝いをしています。心がけとして、キャリアは自分が作るんじゃなくて周りに作ってもらうものとしてて、あまりプランを持たないようにしています。もちろん、どんな風になりたいかのビジョンはあるんですが、それを強固に持ちすぎないようにしているって感じでしょうか。我儘になってしまわないようにというか。これまで、縁や運に任せた結果、よかったと思えることも多く、幸せだったので。 自分一人でできることって本当に少ないですよね、これからも流れを大切にしていきたいと思っています。

ずっといたいこの場所で

一日は、9:18の起床から始まって、その日のミーティング準備を終えたら、スケジュールに身を任せて仕事をしていきます。 夕食を終えたら、軽い運動、筋トレとかやってますね。最近はジムの営業時間がマチマチだったので、プールから少し足が遠ざかっていますが、また通いたいと思っています。 寝る前にカメラのYouTubeを見て、一日を締めくくります。

フルリモートを支えるPCデスク
フルリモートを支えるPCデスク
晴れてる日は自転車で探検
晴れてる日は自転車で探検

休日は、写真とか動画等の撮影に関する趣味をメインに、実験のための外出と、研究のための部屋籠りを繰り返していますね。ワークライフバランスがしっかりとれていると自信を持って言えます!

しかめっ面のあの子
しかめっ面のあの子
写真を撮るために旅行すると言っても過言ではない
写真を撮るために旅行すると言っても過言ではない

これからのしくみについては、会社が長く続いてほしいと思っています。このままずっとずっと死ぬまでいられたらいいなと思っています(笑)。居心地がいいという理由もありますけど、しくみでダメなら他でもダメだと思うんですよね。

しくみの特別感って、これは「人」なんじゃないかと思います。車さん筆頭に、この「いい人たち」と長く続けて行きたいと思っています。もし長く続けられなくなることが起きるのならば、その原因を取り除いていきたい。周囲が嫌だと感じていることがあれば、それを解決していきたいです。

さいごに

しくみに合う人って、理想はどんな人でも合う会社になったらいいなあと思いつつ、現実は自己完結できる人じゃないでしょうか。あとは、明るく楽しく元気な人。ちょっと辛いことでもポジティブに取り組めるかって大事だと思うんですよね。

チームの空気がよりよくなるような、そんな人と一緒に働きたいです!