アイデアから試行までをスムーズに「社内Cloudflare環境の活用」

はじめに

こんにちは。しくみ製作所のsakkyです。 最近、社内でCloudflareを活用する取り組みが少しずつ広がっています。 そのひとつとして、社内で作った小さなアプリを気軽にデプロイして、みんなに触ってもらえる環境が用意されました。
業務で使うアプリはもちろん、
  • 勉強のためにちょっと作ってみた
  • 新しい技術を試してみたい
  • AIで何か作ってみた
  • 特に役には立たないけど面白そう
そんなアプリを手間なく載せられる場所です。せっかくなので、実際に使ってみた様子をお伝えできればと思います。
 

「作ったけど、動かす場所がない」の解消

何か新しい技術を試したり、ちょっとしたツールを作ったりしたとき、意外と困るのが公開する場所ではないでしょうか。
ローカルでは動いている。
でも誰かに触ってもらおうとすると、デプロイ先を用意したり、認証を考えたり、URLを準備したりと、少しずつやることが増えていきます。「そこまでちゃんと準備するほどでもないな」となり、そのままPCの中で終わってしまうこともあります。
そこで、しくみ製作所の社内では、Cloudflareを使って、小さなアプリを手軽に試せる環境が整備されました。
業務に直接関係している必要はなく、技術検証やちょっとしたお遊びアプリでもOKです。まずは、「作ってみたものを、実際に動かしてみる」ことを優先できる場所になっています。
 

作ったアプリを気軽に公開できる仕組み

この環境では、デプロイしたアプリを社内ポータルから見られる仕組みも用意されています。 ざっくりしたイメージはこんな感じです。
アプリを登録すると、ポータルに名前や説明、アイコンなどが表示されます。認証などの共通部分もある程度まとめられているため、アプリを作る側は毎回ゼロから公開環境を考えなくてもよくなっています。
裏側ではCloudflare WorkersをはじめとしたCloudflareのサービスが使われています。
利用する側としては、「作る → デプロイする → 社内ポータルに載る」という流れがシンプルになっています。
 

思いついたアイデアをすぐ形にしてみる

こういう場所があるなら何か載せてみよう、ということで、AIエージェント用のバーチャルオフィスを作ってみました。実際の画面は次のようなものです。
Claude CodeやCodexなどのAIエージェントが作業している様子を、ドット絵のオフィスとして眺められるアプリです。
AIエージェントが作業を始めると席に着いたり、進捗に応じて作業状況が変わったりします。 そのため、それぞれのエージェントが今どのような状態にあるのかを確認できます。
また、タスクをカンバンで管理したり、ホワイトボードに作業内容を描いたりすることもでき、作業の進み具合や取り組んでいる内容を視覚的に把握できるようになっています。
こういう「業務に必要だから作る」というものではないアプリでも、簡単にデプロイして社内の人に触ってもらえます。
このアプリ自体もDurable Objects + Yjs を中心に構成し、リアルタイムな処理にはDurable Objectsなどを使っています。公開する場所として使うだけでなく、Cloudflareのサービスを実際に触りながら試してみる場にもなりました。
 

さいごに

今回は、社内で用意されたCloudflareのアプリ公開環境を実際に使ってみました。
最近はAIツールの進化もあり、アイデアから実際に動くものを作るまでのハードルは以前より下がってきました。一方で、「それをどこで動かすのか」「どうやって人に使ってもらうのか」といった、作った後の部分には意外と手間がかかります。
今回の環境では、そこがあらかじめ用意されているため、思いついたアイデアを形にして、実際に誰かに使ってもらうところまでスムーズにつなげられます。業務アプリに限らず、技術検証や小さなアイデアを試す場所としても活用していけそうです。
社内ポータルを開いたら、「また誰か何か作ってるな」となるくらい、いろいろなアプリが増えていったら楽しそうです。
また何か思いついたら、この環境を使って試してみようと思います。