
しくみ製作所 代表の車と申します。 今年から自分の考えや社内での取組み等をまとめていきましょうということで、社内向けではありますが、「つぶやき」と題し、書いていきたいと思います。
今回は自社サービスの reBako についてです。
reBako は、オンライン上で人数が多くなったときのコミュニケーションの課題を解消しようと、昔から企画していたプロジェクトでした。ただ、当初はリモートでのコミュニケーションの課題の中でも「人数が多くなったとき」という、かなりフォーカスされたものであったため、こんなのしばらくマーケットの課題にはないよね?みたいなトーンで寝かしてしまっていました。
その後、2019年の働き方改革・2020年のコロナ禍と、マーケットのタイミングが次々とやって来たことでプロジェクトを動かしはじめました。色々と慣れていない部分も多く、だいぶ時間がかかってしまいましたが、まずはリリースまで漕ぎ着けられてよかったなと思っています。

短期トレンドでいえば、コロナ禍の需要は大幅に減るんだろうなと考えているものの、より長期トレンドのリモートシフトの流れを捉えて、ゆったりと構えていきたいなと思っています。特に、自分たちの会社はフルリモートで運営することは変わらない軸の1つなので、ドッグフーディングも続けながら、自分たちの知見をマーケットに役立つ形で発信していければと思っています。
大きな方針として、自分たちが利用するプロダクトをつくりたいというのが、ずーっと前から話していたことでした。これまで多くのクライアントの仕事をやってきていたのですが、自分たちがユーザーになる仕事はあまりできておらず、自社企画でやるのであれば、大儲けしてやろう!みたいなモチベーションというよりも、自分たち周辺の日常生活が快適になる企画のほうが良いなと思っていました。
元々、会社のトンマナとしても、のんびりと構えているところがあり、今ホットなマーケットを探索して、ガツガツとマーケットインをしていくというよりは、自分たちのコア技術を磨き、プロダクトアウト型で進めていく会社だと感じていました。
このため、大きな戦略としては、自分たちの得意なコア技術を磨き、そういう知見や技術をプロダクトとして形にし、マーケットのみんなともシェアするような方向で自社企画を拡大していきたいと思っていました。特に、我々の変わらない軸としては「フルリモートであること」「プロダクトつくりをすること」は決まっているので、その辺りの軸を中心に役に立つ知見を発信していければなと思っています。
これらの進め方はR&Dの時間が必要なのですが、これまでの自分たちの日常的な仕事自体をR&Dと再定義し、そこを起点として進めていきたいと考えています。また、自己資金の会社ですし、ある程度ゆったりと自由に運営できる特性もあるので、あまり短期視点にならず、大きなトレンドを捉えるべきだなと最近は感じていました。
まず最初は、協力してもらえる身近なクライアントとの実験から開始しました。 ある程度売上も上がりますし、プロダクトを磨くという部分を当初は優先して動かしていました。
実はこれまで、「営業」を自分自身が軽んじていた考えがあったのですが、実際のユーザー情報を定性的に把握するためにも、まずはきちんと営業を実施する大切さを感じました。
これまでのよくある失敗として、マーケティングやチャネルを早めに考えてしまうことが多かったのですが、今回は地道な営業とプロダクト磨きを優先し1年くらいは潜伏していた状況でした。時間はかかりましたが、個人的にはこのような進め方のほうが良かったんじゃないかなと思っています。特に、合同イベントで、イベント企画会社・複数の出典会社・イベント参加ユーザーの3者が登場するタイプのイベントを多く実施してきて、色々と学びを得られなければ、今の形にはなっていなかったでしょう。
もちろん、副作用として、リリースが遅れていき、マーケットのタイミングを逃してしまうこともあるのですが、今後はもっと早めの視点・大きな流れの視点で物事を考えていきたいと思っています。