しくみ製作所のコミュニケーション活性化やエンゲージメント向上の秘訣

Date
November 6, 2020

どうもこんにちは。しくみ製作所の豊川です。

ここ最近、広報に所属し、外部から情報を仕入れる機会が増えたのですが、コロナ禍で急遽リモートワークに転換したのはいいものの、社内のコミュニケーションや社員とのエンゲージメント向上に悩まれている企業が多いと聞きます。

そのような相談を受け、しくみ製作所がなぜリモートワークでうまく行っているのか?という点について考えさせられるようになりました。

ということで、今回は豊川の視点から「しくみ製作所のコミュニケーション活性化やエンゲージメント向上の秘訣」をお伝えしていきたいと思います。

社内情報の透明化を徹底している

しくみ製作所では「とにかく情報を透明に」という文化が根づいています。

基本的なところでは、SlackのDMを極力使わず、オープンなチャンネルでやり取りをしています。入社をすると社員一人ひとりに分報チャンネルが用意され、何を呟いてもOK。独り言や雑談、とりとめのない話など、様々な会話が繰り広げられています。また、プロジェクトごとに細かくチャンネルが分かれているのですが、そのプロジェクトに所属していない社員でもやり取りを見ることが可能です。

少し変わったところでは、役員陣が実施しているような重要な会議は、YouTube Liveでの配信とアーカイブ配信の両建てを行っており、どのような議論がなされたかを社員であれば誰でも見ることが出来ます。

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その他にも社内のドキュメント関連は社員であれば誰でもアクセスすることができ(給与や個人情報は限定していますが)、他部署の情報もSlack同様に閲覧可能です。

リモートだからこそ情報をオープンにすることが重要だと考えます。コミュニケーションの齟齬や意識のズレは様々な要因で発生しますが、その一つとして情報格差が考えられます。

みなさんの中にも、自分の知らない内に話が展開されて、いざ会議等で話をしようにもついていけない、という経験をされたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

しくみ製作所では、全社員平等に情報へアクセスできる状態を作り、誰もが不安なく働くことができる環境づくりに取り組んでいます。

対話がしやすい雰囲気を作っている

しくみ製作所でのコミュニケーション手段は基本的にSlackのテキストチャットになります。リモートで働く多くの企業も何かしらのテキストチャットをベースに運営をしてるのではないでしょうか?

つまり、コミュニケーションのベースは他社と変わらないのですが、一方でビデオチャットもできる限り活用しています。

例えば、仕事をしていてなにか困りごとが発生した時に、仲間に対して「ちょっといいすか?」という形でチャットにてメッセージを送ります。すると仲間からは「いいっすよ」とか「🙆」のようなスタンプが付き、その場ですぐさまビデオチャットを起動します。オフィスで言う隣の人に声を掛けるくらいの感覚です。

弊社も長らくリモートをやってきましたが、コミュニケーションに関しては失敗を重ねてきました。早い段階から口頭で話していればよかったものの、テキストチャット特有の感情が読み取れない中で意識のズレが発生し、終いにはヒートアップして、、、っということも過去には経験しています。

その点、ビデオチャットや音声であれば相手の感情を汲み取りやすく、対面だからこそ可能なコミュニケーションが生まれるので、多少のコミュニケーションコストがかかったとしても、できる限り細かい確認についてはビデオチャットを使うようにしています。

会話の機会を意図的に作っている

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プロジェクトに所属していると、必ずDS(デイリースクラム)という毎日の仕事の進捗を仲間と共有するMTGが組まれます。進捗を把握する目的もあるのですが、副産物として会話が生まれ、雑談が生まれることもしばしばあります。

チームやプロジェクトによっては、自身の今の健康状態をゲームでよくあるHP(Health Point)、MP(Mental Point)という呼び名で共有しており、「週末に釣りに出かけたのでHP100、MP120に回復しましたー」といったようなコミュニケーションを図っていたりもします。

また週に1回、ランダムでチームメンバーの1人を選出し1時間そのメンバーについて質問をしてお互いの理解を深める取り組み(通称: お誕生日会)の開催もあります。

その他、仕事よりのところでは、開発メンバーが各自の興味のある技術領域毎に1週間での学びを共有する「お茶会」を実施していたり、もう少しラフなところでは、有志の「オンパ(オンラインパーティ)」運営員がおり、飲み会や他のオンラインツールを試す会を企画したり、ボードゲームをやったりと、雑談や会話が生まれる機会を作っています。

福利厚生でエンゲージメントを向上

日頃から自宅で働く機会の多いリモートワークにおいて、家族の協力は不可欠です。お子さんを持つ家庭が多い弊社では、家族や子供に関することでお休みを取らなければならないことが多くあります。

その中で有給が年10日前後では対応しきれないこともあり、そういった背景から有給上限を撤廃し、無制限の給付制度が作られました。

その他にも、リモートワークならではの外部交流減や運動不足といった課題も昨今では話題になっているように見受けます。しくみ製作所ではリモートワークでのより良い生活を支援することを目的に、年間10万円まで会社から支援金が支給される制度があります。

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友人を集めたBBQを開催したり、ジムに通って身体を動かしたり、とプライベートを有意義にするためにこの制度が利用されています。

まとめ

豊川の視点から見たしくみ製作所のコミュニケーション活性化やエンゲージメント向上の取り組みをお届けしました。

2014年の創業当初から今日まで、全社員がフルリモートワークで進めてきたこともあり、そういった背景は当然ながら影響はしていると思います。しかしながら、今回ご紹介した施策や考え方は、いきなりリモートワークを始めた企業さんでもなにかヒントとしていただけるのではないでしょうか。

いきなりすべてをやることは難しいですが、まずは取り組みやすいところから一歩づつ始めていただけたらと思いますので、今回の内容が参考になれば幸いです。

っということで、ご一読ありがとうございました。またお会いしましょう!