
しくみ製作所 代表の車と申します。 今年から自分の考えや社内での取組み等をまとめていきましょうということで、社内向けではありますが、「つぶやき」と題し、書いているところです。
しくみ製作所は、創業以来ずっとフルリモートワークで運営しており、現在では広まりつつありますが、長い間やってきた視点から、少し感想のようなものを書いてみたいと思います。
週1でオフィスに行こうかという部分的なリモートワークと、「基本的にはリモートワークです」というフルリモートでは、働く人の制約が大きく異るかと思います。
元々は、オフィスとリモートの二重オペレーションによる弊害を考慮して、フルリモートを採用していましたが、フルリモートでは住む場所の制約が完全になくなる点が大きいと感じています。
私は設計という意味でのデザインが好きで、かつ、誰であっても自分の範囲のことは自分で設計した方が良いものができると考えています。
例えば、あるプロダクトの使い込みについては、ユーザー自身が設計できたほうがその人の用途にフィティングさせやすいとも思っています。NotionやSlackなどの世界的に流行っているプロダクトについても、最後のつなぎはユーザー自身が色々と改造できるようにもなっているかと思います。
どうやって勉強していこうかな?どうやったら住んでる家がもっと快適になるかな?どうやったら美味しい料理ができるかな?今後、1人で生きていこうか?家族を持とうか?いろんなことを考えて、自分の将来や自分の周りのものは自分で設計すべきだよなと。

そう考えたときに、自分の生活・働き方を自分でデザインできる環境を提供するのは、コスパも高いし、良いんじゃなかろうかと思っています。つまり、フルリモートを採用するメリットは、働く人自身が設計できる変数の量が増えることにあると思います。
住む場所の制約がなくなるので、どこに住むかは完全に自由になります。住む場所を選定できるようになると、どの街に投資したいかという観点で住む人も増えていくような気がします。


特に、今の日本の構造だと、東京周辺とそれ以外の地域では世界観が変わっているし、どちらに住んでどういう生活を設計しようかと考えるのは、面白いと思っています。