サムネ_代表のつぶやきカテゴリ.017.jpeg

はじめに

しくみ製作所 代表の車と申します。 今年から私の考えや社内での取組み等をまとめていきましょうということで、社内向けではありますが、「つぶやき」と題し、こちらで書いていきたいと思います。

今回は2020年度のふりかえりです。日頃、組織やプロダクトを設計することが多いので、設計観点を強めにふりかえってみたいと思います。

全体トピック

2020年度をふりかえると、やっぱりコロナの影響が大きかったかなと思います。特に年度始めは影響範囲が見えづらく、個人的に色々な心配と共に始まった一年でした。

一方で、これまで世の中が強制的にリモートワークになるという流れも見えていたので、ピンチでありながら、会社としてのチャンスでもあると考えていました。

2019年度まではバックオフィス(社内では組織基盤)の整備を多く進めてきましたが、2020年度からは営業や広報などを開始し、注力してきました。

まだまだ練度は低いのですが、スタートを切れたこと自体、良かったと感じています。

SaaS化についても決断できた年となり、今後も推進していこうと考えています。また、マーケットへの参入タイミングを早めに行う方針なども固まり、ようやく全体の戦略イメージが整ったというところでしょうか。

組織構造

組織構造の設計

2019年度からホラクラシーを導入し、これまでの2年間はかなりの頻度で組織構造を変更してきました。

2020年度下期からは事業部制を採用し、ようやく構造的な動きづらさはなくなったかなと感じており、しばらくはこの体制をベースに改善していこうと考えました。

年度始めは、開発・営業・マーケのような機能型の構造でスタートしていたのですが、営業は仕事を持ってきて、開発は仕事を終わらせるという互いのKPIが相反しやすい欠点を感じていました。例えば、開発は開発をしっかり倒すことが主な仕事なわけですが、営業が仕事を増やすと倒しきれないリスクが上がり、保守的な傾向が強くなってしまいます。そのため、事業を成功させるというような共通のKPIとし、機能横断的に同じチーム内に開発・営業・マーケなどを配置することにしたのです。

管理会計・データ基盤の構築

管理会計で各サークルのP/Lも可視化されるようになりました。

透明化されたことは良いものの副作用も往往にして発生するため(ロスを気にして動きにくい現象など)、2021年度には再度、管理会計への大幅な変更をかけたいとは思っています。